月惑星研究会例会通信 No.125

■ 日時:2008年1月14日(月曜) 13時−17時

■ 場所:川崎市多摩市民館 第6会議室

■ 出席者(計30名)

鈴木達彦(明治大学天文部OB)、齋藤昭(東海大OB)、石橋力(月惑)、富田安明(群馬星の会)、三品利郎(月惑、OAA)、三谷祥ニ(明大OB)、米山誠一(月惑)、唐沢英行(月惑)、山田賢治(明大天文部)、山下拓時(明大天文部)、是恒邦通(明大OB)、榎本孝之(東京理科大天文研究部)、小山田博之(月惑、東北惑研)、平林勇(月惑)、齋藤翔太(明大天文部)、齊藤由昭(明大天文部)、福島亮佑(工学院大学自然科学研究部)、村田博典(工学院大学自然科学研究部)、山田真裕(東海大OB)、栗原工(東海大OB)、中村裕太(東海大天文宇宙同好会)、齊藤美和(旭川天文同好会)、田邊剛(東海大OB)、廣田央(明大天文部)、北村雄基(明大天文部)、山口央司(明大天文部)、松田弘文(明大天文部)、相川貴(明大天文部)、成田広(月惑、川天)、田部一志(月惑)

■ 内 容

1 自己紹介

 なぜか、学生が異常増殖していつもの倍以上の出席者数となってしまった。しょこたん効果か?次回はまた元の人数に戻ると思われます。斜体が学生。

2 木星学入門(田部)

 木星に関する基本事項、木星表面に見られる縞・帯、模様の名称、3つの経度系、内部構造、表面に観察される風、風と縞・帯の関係・・・・などについて、初心者向けに解説。

例会集合写真

例会の様子:米山さん撮影(画像をクリックすると大きく表示)

3 木星観測の実際(米山・三品)

 いまやスタンダードとなったWebカメラを用いて撮影し、Registaxを用いて合成する観測方法の解説。

4 フィリピンでの観測(富田)

 フィリピンのGoさんのところで撮影した好シーイング下での木星画像。Goさんは家具屋を経営する大富豪で、すごい邸宅に住んでいる。シーイングもあきれるほどメチャクチャ良い。

5 今シーズンの土星観測(平林)

 今シーズンの土星の撮像観測結果の報告。

6 火星撮像観測の結果(松田弘文)

 明治大学天文部ではようやく火星をToUCamをつけた望遠鏡の視野に導入できる技術が確立された。12月に撮影した火星の画像を報告。

7 火星への隕石衝突の可能性(田部)

 昨年11月に見つかった小惑星が火星に衝突する確率が最初は1/75、次の発表では1/25に上がって、これはいけるかも知れないと思ったけど、例会の頃には1/10000以下になってしまった。

8 中川翔子特別会員の件(田部)

 年末に関西支部の伊賀さんから連絡があり、タレントの中川翔子さん(通称:しょこたん)が出演するTV番組に月惑星研究会として出演して欲しいとの話が舞い込んできた。制作会社の人と連絡をとると、しょこたんは紅白出演などで多忙とのことであるが、「溜池ナウ」というオタク向けの番組で、「アキバ系だけがオタクじゃない!?」ということで、木星について造詣の深い(※)しょこたんのたっての願いで、木星が題材になったとのこと。観測風景の撮影は12月25日に行われたが、その後の経過は不明。改めて連絡するとのことだが、そのままになっている。番組中でしょこたんを月惑星研究会の名誉会員にして欲しいとの話も出たが、名誉会員はあんまりなので、「特別会員」ということにした。

 月惑星研究会にはプロの惑星研究者もたくさんいるが、異色の会員としてはプロボクシング元日本チャンピオンの小林さんに加えてタレントの中川翔子さんと、これまでには見られなかった広がりを見せている。

 ※以前FMラジオでショコタンと対談したことのある渡部潤一さんの話では、木星に関して異常に詳しく(この種のアイドルとしては)、大赤斑についても良く知っていたとのこと。このことは星ナビ12月号の記事にもなっています。また制作会社の人の話では、暇な時はニュートンを読んで勉強してるそうです。

9 Webページの件

 木星会議での議論を踏まえて、従来関西支部のHPとしていたものと、長い間更新されていない月惑星研究会のHPを一本化することとなりました。多少の技術的問題がクリアされれば実現はそれほど困難ではありませんが、問題が無いわけではありません。

 現在、観測報告の受領とその後の処理は名古屋の池村さんに頼りっきりになっています。中途半端な手伝いは足手まといになりかねませんし、さりとて何も手伝わないというのもどうかなあと思われます。手伝う場合は、あくまで個人として手伝う以外に方法はありませんが、このあたりに関しては木星会議でも結論は出ませんでした。

 例会の案内、例会の報告、などは共通のHP上に出せるようになり、便利になると思います。

 この件に関しては、関西支部を中心にすでに作業が進行中で、近く(2月頃)新装なったホームページが見られるようになると思います。

10 木星会議の件

 11月29日-30日(土日)、仙台市新天文台にて開催が有力視されています。

11 次回の月惑星研究会の例会は3月末頃、開催する予定です。

12 2次会

 大量参加によりにぎやかなものとなりました。月惑50周年記念事業の話題も出ました。大天連の復活も間近かと思われます。

2次会

懇親会の様子:米山さん撮影(画像をクリックすると大きく表示)


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