月惑星研究会例会通信 No.144

■ 日時:2011年12月11日(日曜) 13時−16時

■ 場所:東京理科大学(神楽坂校舎) 3号館333教室

■ 出席者(計19名)敬称略 

鈴木達彦、山崎明宏、堀川邦昭、鈴木重則、石橋力、米山誠一、三品利郎、田部一志、
平林勇、斉藤美和、武島佑季(帝京大)、榎本孝之(理科大)、神原永昌(理科大)、
秋山敬祐(明治大)、六車遥(明治大)、柴山大顕(明治大)、増田健汰郎(東海大)、
米井大貴(桐朋高)、山田真裕

集合写真


■ 議事内容

1 自己紹介

 鈴木達 : 人間ドックに行ってきた。
 田部 : 月食の写真を撮った。
 石橋 : 月食のビデオを撮った。
 三品 : 自宅の真上を雲で覆われ、皆既の最後だけかろうじて見た。
 米山 : 皆既の後曇った。前半のみ。
 神原 : 理科大1年。月食は自宅で見た。
 榎本 : 理科大4年。月食は前半雲があったが、快晴になった。
 米井 : 桐朋高1年。明日から期末だが来てしまった。
 増田 : 東海大1年。ちょうど皆既の時に曇った。
 山田 : 皆既が終わったら寝るつもりだったが最後まで見た。
 鈴木重 : 寒い中、月食を見た。
 秋山 : 明治大1年。生田で見た。概ね晴れた。
 柴山 : 明治大1年。生田で見た。惑星班。
 六車 : 明治大1年。生田で見た。朝まで観測した。
 山崎 : 月の周囲に雲がまとわりついている印象だった。
 堀川 : 皆既中にスケッチをとった。
 斉藤 : 皆既月食の動画を配信した。
 平林 : 月食のインターバル撮影をした。
 武島 : 帝京大3年。月食は天候に恵まれた。
例会の様子

2 木星面近況(堀川)

 

1.北半球


NEBが非常に細くなっている。
ここまで細くなるのは1960年代前半以来。

 2系で120°〜330°付近が非常に細い。
 バージとWSZでブロックされている印象。
 NEBの北側のエッジがバージより南側に後退し、バージが島のようになっている。

ただ、眼視だとNEB北側に薄茶色の帯状のエリアがある為、あまり細く見えない。

例会の様子

NEBの幅
 昨年:14°〜10°
 今年初:10°弱
 現在:6°弱


NNTB以北が全体的に薄くなっている領域がある。眼視ではほぼ何も見えない。

例会の様子

NEBが太い経度近辺にNNTBが発達している。
2系60°付近に床屋の看板構造も見られる。

2.南半球


ストリークが淡くなり始めていたが、進行が遅い。淡化進行が止まっている可能性がある。
RSのアーチが消えるとストリークも消える。


RS前方はSEBsが濃く、後方はSEBnが濃い。
SEBsに赤い斑点(バージ)が形成されている。


RSの中が赤っぽくなってきた。
後方の攪乱領域は、今のところ拡大する雰囲気ではない。
 SEBsの活動も低調なので、再び淡化するかも?


STBは淡化しており、120°くらいの長さ。
RS南側に発生源があり、前方にベルトの物質を供給している。

例会の様子

最近、発生源の元気が無い。


SSTBは全体的に太い。


AWO(白斑)は全部で10個ある。
長期間存在し続けているが、入れ替わっている可能性がある。


BAは周囲が明るいので目立たない。


例会の様子



3 月惑星研究会MLとHPについて(平林)

現在試験運用中の新メーリングリストについて、平林会長から説明があった。 添付ファイルの容量は現状では無制限だが、1MB程度の上限を設ける事とする。 HPの木星の項目については、2月から鈴木重則さんが引き継ぐ。


4 月食の画像、動画の紹介

米山さんに写真を、三品さんに動画を、石橋さんにビデオ映像を見せていただいた。



5 次回例会


2012年2月26日(日)
川崎市多摩市民館4階 第1会議室
13:00〜

*その後、国立天文台での観測組と忘年会組に別れ、様々な情報交換がなされた。


月惑第2部:閃光観測報告(文責:田部一志)

■ 日時:2011年12月11日(日曜) 18時−21時

■ 場所:国立天文台(広報室、50cmドーム)

■ 出席者:敬称略

渡部潤一(NAOJ)、大川拓也(NAOJ)、齊藤美和、三品利郎、米山誠一、山崎明宏、
鈴木達彦、亀井亮祐+3名の方(電通大)、六車遥、柴山大顕、秋山敬祐、増田健汰郎、
米井大貴、武島佑季、重松大輔(エディター)、田部一志

■ 議事内容:


1 概要説明(田部)


2 50cmでの観測方法(渡部さん、大川さん)

  A: 開け方
  B:電源の入れ方
  C:望遠鏡の初期化
  D:ワンダーアイの取外し方
  E:カメラ〜フィルターの装着
  F:観測方法(ソフト=亀井さん)
  G:終了方法
  H:電源切り方
  I:締め方

3 観測チームの運営

  Z:マネージャー =齊藤美和さん
  A:観測者登録
  B:観測者票の発行
  C:緊急連絡網の作成
  D:建物へ入るためのカードの発行
  E:観測野帳の設置
  F:Webの開設(情報発信、観測予定公開=齊藤美和さん)
  H:メーリングリストの開設(最優先=齊藤美和さん)  

4 足らない物の発注・購入(大川さん)

  A:PC(発注済み)
  B:ターレットフィルター枠
  C:接続リング
  (B,Cについては大川さんが注文して下さいます。)

5 星ナビの原稿の件(2月号の「視天」のページに乗ります。)

  天文ガイドにも掲載予定です。

例会の様子
例会の様子


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