月惑星研究会例会通信 No.167■ 日 時 : 2017年5月28日(日曜)13時−17時30分 ■ 場 所 : 明治大学生田キャンパス第2校舎5号館5203教室 ■ 出席者 : 25名(敬称略、自己紹介順) 鈴木 達彦、呉井 信之、鈴木 風花、細川 透、廣田 硯人、小山田 博之、 近内 令一、岩政 隆一、神谷 柾人、本島 蓮、犬山 尚樹、黒木 春裕、 吉田 順平、森谷 諒、三谷 祥二、高橋 徹、高橋 和平、唐澤 英行、 田部 一志、堀川 邦昭、水元 伸二、小澤 徳二郎、米山 誠一、長瀬 雅明、 佐藤 伶 |
■ 内 容 0.自己紹介自己紹介は、個人情報保護の観点により削除しました。 1.2016-2017 mid-SEB outbreakの状況−2(水元)【mid-SEB outbreak】 (添付の2016-17_mid-SEBO_map、2015-17_mid-SEBO_drift chart、jupiter_sys2_161223-170526_movie 参照) <全般> ・活発に活動中、活動域を拡大(実質先端部〜W.Spot2:II=30〜230)。 ・source1〜source2(II=100゚〜170゚):SEBZ全幅が活動域。 ・source2より前方ではSEBZ北側、source1より後方はSEBZ南側が活動域。 ・発生源が白斑、しかも3個所、かつ最初の発生源から分岐していくという活動パターンは 過去にないと思われる。 <source1 現在II=170゚付近> ・白雲を間欠的に供給。 ・2017/03上旬、ほとんど停滞していたsource1が加速して前進を始める(-0.04゚/d → -0.5゚/d 以下ドリフト値は全て暫定値)。 <source2 現在II=100゚付近> ・白雲を間欠的に供給。 ・ゆっくりと前進(-0.8゚/d) <source3 現在II=130゚付近> ・2017/02上旬にsource1より分岐したと思われ、独立して白雲を供給。 ・2017/04上旬から一時不明瞭になったが2017/04下旬より再び明瞭になる。 ・活動状況やドリフトチャートからsource3と呼んでよいと思われる。 ・source1,2より規模が小さい。 ・ゆっくりと前進(-0.6゚/d) <source4> ・2017/02下旬〜2017/03上旬、source2から新たな噴出源が分岐したと思わせる状況が見受けられたが その後その存在を確認するまでには至らず。 ・展開図、ドリフトチャートからもその存在は確認できず。 ・前回例会で未確認情報として報告したsource4と呼べるものは存在しないと思われる。 <先端部> ・高速で前進、先端に近いほど高速(-2゚/d〜-3゚/d 特殊経度ドリフトチャート参照)。 ・outbreak先端部の位置は特定しづらく、II=20〜40°より前方の明暗部は前進するにつれて急激に 衰え、ほとんどがpost-GRS disturbance到達前に拡散消失。 ・そのため、実質的な先端の位置は変動していて、現在はII=30°付近ではないかと思われる。 ・ドリフトチャートからはSEB outbreak先端部はpost-GRS disturbance領域の北側に到達していると 思われる。→ 2017/05/27現在、双方に変化は認められない。 ・外見的にはGRSを越えていないように見えるが、内部に潜行しているという可能性も考えられる。 【2015-2016シーズンとの関係】(添付の2015-17_mid-SEBO_drift chart、2016_SEBZ barges-ws_map 参照) ・今回のmid-SEB outbreakは白斑が発生源で過去にないケース。 ・そこでmid-SEB outbreakの発生源となったW.Spot1を2015-2016 Apparitionに遡って調査。 ・2015/11末に合体したbargeは2016/05下旬に白斑化、W.Spot3へと繋がるものと思われる。 ・一方W.Spot1は2016/05上旬にSEBZ中に発生した白斑が元になっていると思われる。 【SEBZ中の斑点類の変化】 (添付2016-17_mid-SEBO_map、2015-17_mid-SEBO_drift chart、jupiter_sys2_161223-170526_movie 参照) <W.Spot2 現在II=230゚付近> ・2017/01/20頃W.Spot2が北へ移動し始め、2017/01末にはSEBZの北側へ移動。 →この頃source1より流れた白雲がW.Spot2付近に到達しているが、これの影響か? ・2017/04上旬、W.Spot2の南にbargeが形成(白斑を内包、CH4 black)される。 ・この頃からW.Spot2の周辺に青黒い暗柱や明部が目立つようになる。 ・この頃から後退を続けていたW.Spot2が後退を停止(0.13゚/d → -0.07゚/d)。 ・W.Spot1の2015-2016 Apparitionに遡った調査時にbargeの白斑化が認められたが、 今回の白斑のbarge化などを見るとbargeと白斑は同類のものと思われる。 <barge 現在II=70゚付近> ・2017/03下旬、2個のbargeのうち後方のbargeの後退速度が減速(0.23゚/d → 0.07゚/d)、 かつ不明瞭になってくる。→ 前方のbargeと合体(2017/05下旬)。 <post-GRS disturbance> ・mid-SEB outbreak先端部はpost-GRS disturbance領域の北側に到達していると思われる。 →2017/05/27現在、双方に変化は認められない(post-GRS disturbanceは非常に活発)。 【観測された現象とmid-SEB outbreakやpost-GRS disturbanceとの関係】 (添付の2016-17_mid-SEBO_map、2015-17_mid-SEBO_drift chart、jupiter_sys2_161223-170526_movie 参照) <観測された現象> (1) 2017/03上旬、ほとんど停滞していたsource1が前進を始める(-0.04゚/d → -0.5゚/d)。 (2) 2017/03下旬、2個のbargeのうち後方のbargeの後退速度が減速(0.23゚/d → 0.07゚/d)、かつ不明瞭になる。 (3) 2017/04上旬、W.Spot2の南にbargeが形成される。 後退を続けていたW.Spot2が、この頃から後退停止(0.13゚/d → -0.07゚/d)。 上記三つの現象は前進したmid-SEB outbreakやpost-GRS disturbanceと関係があるのか? <mid-SEB outbreakやpost-GRS disturbanceとの関係> (1)の変化に影響を及ぼすと思われるような現象は見当たらない。 mid-SEB outbreak 発生時(W.Spot1→source1)の加速(0.4゚/d → -0.04゚/d)も原因不明。 (2)はmid-SEB outbreakによって供給された白雲群等と次々に衝突した影響か?→なぜこの時期なのか? (3)の後退停止はpost-GRS disturbanceの一部がGRS前方に抜けて周辺に影響を及ぼしている可能性? あるいはmid-SEB outbreakがpost-GRS disturbanceを素通りして(または下を潜り抜けて)GRS前方に姿を 現わし、周辺に影響を及ぼしている可能性?の二つが考えられる。 またドリフトチャートでは、最初のoutbreak先端部延長線上にあるようにも見える(単なる偶然?)。 水元氏の解説資料 ・2016-17_mid-SEBO_map、 ・2015-17_mid-SEBO_drift chart、 ・jupiter_sys2_161223-170526_movie ・2016_SEBZ barges-ws_map 2.木星の近況(堀川)<mid-SEB outbreak、post-GRS disturbance関連> 1)mid-SEB outbreakのpost-GRS disturbance素通りに関して 2016年の1月頃、SEB北部に5個のセル状の明部が発生し、高速で前進したが、GRS到達前に消失した。 2016年の4月頃、GRSの前方に1月に発生したセルに似た様な5個のセルが再度発生した。 ドリフトチャートでみると、同じセル群がGRSを通過した様にも思われる。GRS付近では一旦拡散して 見えなくなっていたものがGRSを通過後、再生した様に見える。 今シーズンのmid-SEB outbreakを見ると、outbreakの先端がGRSをすり抜けてGRSの前方に現れた様に見える。 GRSの後方にはpost-GRS disturbanceがあり、outbreakがGRSの前方に出るにはEZに入るしかなさそうだが、 それはあり得ない。disturbanceの下を潜り抜けたのか?その様な事があり得るのか分からないが、 前シーズンにも似た現象があるので気になっている。 (途中で、初参加の学生さんへの木星面の基本説明あり) 2)mid-SEB outbreakの先端に関して mid-SEB outbreakの先端が分かり難い件、outbreakは発生時は大きな白斑だが、前進するにつれて 東西に細長く引き伸ばされる様に変形し、その後拡散して消える。次々と白斑が現れては消えるので 先端の位置がはっきりしない。 3)mid-SEB outbreakの発生源について 今回のmid-SEB outbreakは、SEBZの拡散した明部から発生した。明部はゆっくりとした後退運動を していたが、outbreakの発生源は静止→前進と動きが変化した。 同様の例が2010年のSEB攪乱。攪乱は後退するバージから発生したが、攪乱発生後の発生源は ほとんど動かなくなった。 <mid-SEB outbreak、post-GRS disturbance以外> 5月19日から20日に永長英夫氏、山崎明宏氏、Clyde Foster氏、Christopher Go氏が撮影した画像から 作成した 木星展開図に各部の模様の名称を追記した画像をを使って各部の様子を説明された。 1)全般的な概要: 現在最も気になっているのは、mid-SEB outbreak、真っ赤なGRS、post-GRS disturbanceです。 前回の3月の例会で示した展開図と比較すると、個々の模様の位置変化は別として以下の変化が起きている。 ・post-GRS disturbanceの領域が広がっている。 ・STBでDS4とSTB Ghostが接近している。 ・NEBnに幾つかの白斑が目だっている。 ・SSTBのAWOの南に目立たない白斑群が存在している。 上記以外の模様の状況は、最後にリンクしている堀川氏の資料の3頁「木星面概況」に示されています。 木星面概況では、活動が活発化している領域を上向きの赤い矢印で示し、活動が低下している領域は 下向きの水色の矢印で示している。変化が少ない領域は横向きの緑の矢印で示している。 活動が活発化している領域は、SSTB,SEB,NEB,NNTB-NNTZです。 2)post-GRS disturbance: post-GRS disturbanceは、SEBのどこかに時々発生するmid-SEB outbreakとは異なり、GRSの後方に 常に発生している白斑群で、SEBが濃く太い時は長さの違いはあっても必ず発生している。 mid-SEB outbreakは、最も後方に発生源があり、そこから白斑が供給され、発生減は若干後退するか ほとんど動かない。post-GRS disturbanceの発生源はoutbreak同様に活動域の後端にあり、そこから 白斑が発生し前方に流れるがGRSで止まる。outbreakと異なり発生源が後方にジャンプすることで、 活動域が拡大する。 今年の1月には白斑が3個程度だったが、1月後半から発生源が後方に何度かジャンプし、4月には U系の0度を越え、全体の長さが90度を越える異例な長さとなっている。通常は長くても60度程度。 発生源は約一ヶ月間隔で10度から30度程度ジャンプしたが、4月中旬のジャンプが最後で、その後は 留まっている。 3)永続白斑BA 永続白斑BAの後方にあるDS4は、2015年3月にBAに追突したSTBの残骸で、衰退しながら後方に暗斑を 放出している。その暗斑群はSTZの暗斑に衝突し吸収されている様に見える。DS4の先端部から暗斑群を 包む様に薄茶色の領域がDS4の勢力範囲と思われる。その後方から前進速度が速いSTB Ghostが接近し DS4の勢力範囲に追い付いて来た。以前は、STB GhostがBAに追い付くまでにDS4は消滅すると考えられて いたが、その可能性は薄くなり、今後、DS4ととSTB Ghostがどの様ななるか気になる。 なお、DS4は低気圧的な領域です。 4)STB Spectre後方のClosed Circulation(次世代の永続白斑?) STBには、DS4とSTB Ghostに続き、似た様な低気圧的な循環で薄暗い模様の領域STB Spectreが存在する。 そのSTB Spectreの南後方に薄茶色で高気圧的な循環をしている領域が存在し、その領域中を複数の 小暗斑が回転しながらお互いを追いかける様な循環をしている。その様子を示す動画を作成した。 堀川氏作成の動画 → 堀川氏作成の動画(aviファイル) 一つの暗斑の後方から別の暗斑が前進し接近後、接近してきた暗斑が逆戻りして後退した。 二個の暗斑の南側を別の暗斑が通過したタイミングで、一つ目の暗斑が後退し始め、先に後退した 暗斑に追い付いて合体した。 英国のロジャースは、80年前に発生した永続白斑の再現で次世代の永続白斑になるかもと考えている。 5)NEBnの白斑: NEBnには以前からいくつかの白斑があったが、今シーズンは、その白斑が目立って来た。 白斑は3個あり、その一つが今から20年前の1997年からあるWSZで、北半球で最も長命な模様です。 今シーズンのNEBは拡幅したりNEB内のリフト活動が活発化した影響で、WSZは灰色で目立たない 存在でしたが、NEB内の白い雲を巻き取るように取り込み、復活の気配が感じられる。その他の2個の 白斑は今シーズンに発生した。 2個の白斑の内、後方(U系で経度が大きい方)の白斑(白斑2)は最も大きく明るく見えており、 他の白斑を何度か吸収合体して発達している。 もう一つの白斑(白斑1)は、当初はNTrZに半分顔を出していたが、緯度が変化しNEBに取り込まれた。 緯度の変化に合わせて前進速度も変化しており、北緯20度にあった時が最も前進速度が速く、 19度に下がると前進速度が遅くなり、18度まで下がると停滞から後退状態になっている。 ロジャースは、白斑1は白斑2の近くをすり抜けて前進したが、他の白斑と合体して前進速度が低下 したと考えているが、定かではない。NEB内のリフト活動などで、NEBnが波打つように感じられるので その影響で白斑も緯度変化が起きているのかも。今後NEBnでは白斑が増加しつつある。 4)SSTBsの白斑群: SSTBs、AWOの南の南緯44°に今シーズン多数の白斑が出現した。ここにはジェットストリームが 流れている。SSTBは他のベルトと異なり、逆向きの流れがなく、同じ向きのS3ジェットと呼ばれる流れが あり、その間は流れが無い。これらの白斑群はS3ジェットのoutbreakと思われ、3度/日で前進している。 Junoの画像で確認すると低気圧的な渦であることが分かる。 5)その他の様子 ・GRSはかなり赤い状態で、270度付近にあり、90日振動の影響で後退が停止している。今後、後退を再開し 今シーズンの終わりには290度付近に達しそうです。 ・EZには明瞭なフェストゥーンが多いけど、淡い部分もあり明瞭な部分と淡い部分とに二極化している。 ・NTBは今シーズン最初にoutbreakが起き乱れたが、その後は静かになった。NTBsはオレンジ色でNTBnは 青黒い状態で、北側は鋸の歯の様にギザギザとなっている。 ・NNTBは、ほぼ半周で淡化している。淡化した領域には暗斑群があり2.5度/日で前進している。 ・NNTZにはメタンブライトな白斑が3個ある。GRSの北にある白斑は画像では大きく縁取りが明確で明るいが、 眼視では暗く見難い。 ・NEBは今年の2月から拡幅し、今は安定している。拡幅後は北辺に白斑やバージが増える傾向であり、 今はそれに差し掛かっている状況と思われる。白斑の卵らしい物が多数見られ、今後201年と同様に 白斑の合体が起きると思われる。 英国のロジャースは、今回の拡幅は前回の続きか新たな拡幅か不明としている。拡幅は通常3から5年 周期で起きるが、今回は前回の1年後なので、判断に迷っているのだと思われる。 ・ベルトの色に関して、outbreakなどの活動があると、その後にオレンジ色の様に明るくなる傾向がある。 mid-SEB outbreakとpost-GRS disturbanceで活発化したSEBも、今後赤みを増すと思われる。 NTBsやEZのフェストーンの根元などベルトの灰色に関しては特別なことはなく、元々の色と思われる。 STB GostもBAに衝突すれば、最初は青黒くなり、それから赤茶色に変わると思われる。灰色の部分は 木星大気の中が見えている様です。 上記に関する説明資料は、下記にリンクしている堀川氏の資料の11頁「その他の木星面」に示されています。 堀川氏の解説資料 → 堀川氏の解説資料(PDFファイル) 3.最初のJunoのScience Result と 木星閃光(田部)最初のJunoのScience ResultがScience誌に発表されました。この論文は誰でもダウンロードできます。 その中の興味深い図を解説します。 Jupiter’s interior and deep atmosphere :The initial pole-to-pole passes with the Juno spacecraft S. J. Bolton,1* A. Adriani,2 V. Adumitroaie,3 M. Allison,4 J. Anderson,1 S. Atreya,5 J. Bloxham, 6 S. Brown,3 J. E. P. Connerney,7,8 E. DeJong,3 W. Folkner,3 D. Gautier,9 D. Grassi,2 S. Gulkis, 3 T. Guillot,10 C. Hansen,11 W. B. Hubbard,12 L. Iess,13 A. Ingersoll,14 M. Janssen,3 J. Jorgensen, 15 Y. Kaspi,16 S. M. Levin,3 C. Li,14 J. Lunine,17 Y. Miguel,10 A. Mura,2 G. Orton,3 T. Owen, 18 M. Ravine,19 E. Smith,3 P. Steffes,20 E. Stone,14 D. Stevenson,14 R. Thorne,21 J. Waite, 1 D. Durante,13 R. W. Ebert,1 T. K. Greathouse,1 V. Hue,1 M. Parisi,3 J. R. Szalay,1 R. Wilson22 1)six-channel microwave radiometer (MWR) の結果 2016年8月(黒)と12月(緑)の近木点(perijove)通過の時の天底(Nadir)の輝度温度。 channels 1 〜 は6, 1.2, 2.6, 5.2, 10, and 22 GHz (Belt-Zoneの構造は相当深いところまで 続いている。Galileoのプローブは20bまでしか測れなった。) 2)アンモニアの存在度 赤道付近ではほぼ雲長レベルまでアンモニアの存在度は深いところと変わっていません。 中緯度から高緯度にかけては、降雨(水の雨)やアンモニア自身が雲になってしまうことによって 上空へは上がってきていません。(これまでの予想が裏付けられました。) 3)5ミクロンの放射 5ミクロンの放射は木星深部からやって来る。zoneは概ね暑い雲に覆われていて、内部からの5ミクロンの 放射は見えない。EZnの青黒く見える部分、SEBのpost GRS distやmid SEB outbreakには雲に隙間が あるらしく、5ミクロンで明るい部分が点在する。RSやBAの周りにも雲の隙間(下降気流)があるようだ。 RSやBAの内部は厚い雲があって5ミクロンでは暗く見える。 4)ヨーロッパで観測された木星閃光について フランスのMark Delcroix氏よりの報告では、コルシカ島(ナポレオンが流されていた島) Sauveur Pedranghelu氏が2017年5月26日19h24.9UTに木星の北半球高緯度に閃光を観測しています。 また、ドイツのDettenhausen(デッテンハウゼン=シュツットガルトのちょっと南)のThomas Riessler氏が 同時に観測しています。その直後の同じ場所の観測では、痕跡は残らなかったようです。 これまで観測された木星への天体衝突は次の通りです。 Sauveur Pedranghelu氏の観測、Delcroix氏処理 Thomas Riessler氏の観測、Delcroix氏処理 4.juno_PJ06の画像 と HSTによる木星の最新画像の紹介(水元)1)juno_PJ06の画像 撮影日は5月19日、元画像は北が上だったが、南を上に修正した。 2)HSTによる木星の最新画像 HSTでは木星画像は年1回程度撮影されているようだ。今年は、衝の時期、4月3日にHSTで撮影された画像、 元画像は北が上だったので、南を上にした。 上記4画像は、画像をクリックすることで倍のサイズの画像が表示されます。 5.次回木星会議(田部)1)次回の木星会議は、以下要領にて開催予定 ・日 時 : 2017年9月9日(土曜)13時〜10日(日曜)12時 ・場 所 : 明治大学駿河台キャンパス1031教室 ・プログラム : 9日 13時−14時 自己紹介 14時−16時 スケッチ大会 16時−17時 パネルディスカッション 17時 集合写真 18時− 懇親会 10日 9時−11時 木星の近況 11時−12時 研究発表 2)次回の関東地区例会は、木星会議前には行わず、木星会議後に開催予定。 2次会:懇親会向ヶ丘遊園駅近くで11名参加の懇談会でした。 |
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