月惑星研究会は 1998年8月23日(日) 13時から18時 場所: 世田谷区立烏山区民センター 第2会議室にて ■ 出席者 小山田 天候不順で観測が思うようにいかない。 関口 入院、手術で観測を中断したが、復活。 成田 透明度がよくない。シーイングもよくない。 8月はスケッチ7枚。 仙台 就職活動があって、6月から観測開始。スケッチ40枚ほど。 滑川 三谷 合宿で木星を観た。 田部 目で見ただけ。佐冶天文台に行ったが、雲って見られなかった。 石橋 天気が悪いので安心して寝ている。 鈴木ブ ほとんど見てない。頼んだ望遠鏡が届かない。 堀川 子守で忙しい。 佐藤パ 7月終りにマウナケアIRTFで木星オーロラの観測をしてきた。 竹内 福岡大学に就職した。今日は出張のついで。岡山で木星を観測してきた。 長谷川 竹内君のお供で岡山で木星を観測してきた。 鈴木達 ペルセウス群を観測した。 鈴木カ 身辺が騒がしかった。また復活しました。 唐沢 五十嵐 1年ぶりに出席。デジタルビデオを買ったら、低照度ではノイ ズが大きい。 村上 ■ 木星面近況(堀川) 観測条件はよくない。 1. BE これまでの復習: BCとDEが合体した白斑である。 BC+DE=BE ~ ~ 波長によって見え方が違う。 CH4バンドで明瞭な白斑として見える。 Bバンド白斑として見える。 Rバンドで不明瞭。 最近の観測: 7月上旬、不明瞭な白斑(小山田、堀川)。 8月20日、水素バンド(2.12micron、岡山188cm+OASIS)で明瞭に見える。 (竹内) 8月21日、ビデオではっきりしないが写っている(石橋)。FAより淡い。 まだまだ元気なようである。 CMT観測(堀川) 7/3 268.3 7/20 265.0 8/1 259.5 8/11 254.4 8/20 251.3 FA-BE間の距離 約40度 昨シーズンのBC-FA間と同じ。 5,6月頃とほとんど変わらない。 FAは明瞭、小型。 -- 展開図省略 -- BEの後ろのSTB(Z)が明るいので白斑として見る人もいるかもしれない。 2. mid-SEB outbreak 後端 270度付近(8月中) 3月は 0度 -90度/5ヵ月 -18度/月 9h55m16s streak状の明部が前方へ伸びる。 前方に進むに従って、所所に北側に寄る。 w2=100度台では、SEB沿いの細いstreak BE北側のSEBsにprojectionあり。 大きく目立つ。 8/11 256.8 8/1 251.6 70年代にBC北側のSTrZに暗中が見られた。 水素バンドで白斑は見えない(竹内)。 6月頃のPic du Midiのメタンバンドでは明るく見えたものもあった。 --> 衰えつつあるのか? 3. RS CMT 8/16 62.3 南半分のみ濃い(小山田、仙台、堀川) 南縁にアーチ、前方にstreak 後方のSEB活動領域狭い。 w2=100度付近に明部(? 堀川/成田) 4. STB 7月以前からALPOが暗斑が出たと騒いでいる。 8/12 179.6 (堀川) 形状: 衛星状(堀川) 横長(成田) 5. NNTZ 水素バンドで、相変わらずNNTZに白斑が見える。 w2=300度台 眼視では見えず。 ■ 聴覚が不自由な方への講演者募集(村上) NiftyのFSPACEで、飯塚さんからの依頼: 11月22日(日)の午後に聴覚が不自由な方を対象とした天体観測について の話を行う講演者を募集しているという話。 # 手話による解説が付く 埼玉県立障害者交流センター(与野市) 月惑MLに詳しい情報を流す。 ■ 岡山天体物理観測所での木星観測(竹内) 観測の目的は、ガリレオ衛星の食および掩蔽現象を利用して、木星上層 大気の情報を得る。 天候が安定せず、期待した食の潜入は観測できず。 掩蔽の出現は観測できた。 その他、木星本体、土星、P/Harrington-Abell彗星の観測を行った。 ■ ヨーロッパお宝探検ツアー報告(田部) # 社長の道楽? ロンドン IPS(プラネタリウムの会議)に出席 ALPOのJose Oliverez氏に会った。 その時、Rogersはベルリンにいた。 結局、収穫なし。 パリ パリ天文台でMaraldiの論文を2つ探して来た。 1713年までpermanent spotが観測された。 ミュンヘン 何もない。 ドレスデン JUPOS のMettig氏に会う。 ドイツには19世紀初めごろの観測が多数残っている。 ラデボイルの天文台で日本のアマチュア、公開天文台 の話を紹介して来た。 ブレーメン 松浦氏と会う。 リリエンタール シュレータ博物館、D.Gerdes氏と会う。 文献のコピーをしてきた。木星スケッチが50-60枚あ る。 ■ 木星会議 雑誌への紹介 「天文ガイド」、「月刊天文」9月号に掲載された。 今のところ反応なし。 案内状 田部原案作成。スケジュール決定後出す。 スケジュール: 10月24日 12:00 スタッフ集合 12:30 受付開始 13:00 開会挨拶(平林) 自己紹介 各自1分 14:00 近況 15:30 記念写真 休憩 16:00 研究発表(3人) 17:00 分科会 18:30 分科会報告 19:00 懇親会 10月25日 9:00 研究発表(7人) 11:20 閉会挨拶 次回開催地決定 11:30 後片付け 12:00 解散 検討項目: 自己紹介 1人1分。 分科会(予定) 写真 関口、成田 VTR 石橋 CCD (浅田? 阿久津?) 眼視観測入門 繭山 データ整理入門 堀川 木星観測史 田部、竹内 講演 なし。 近況報告 研究発表の数によって調整する。 研究発表 MAX 10名まで。 スケジュール確定 集録 ■ 次回例会 12月13日(日) 予定 ■ 二次会 「つぼ八」にて9名 ■ 三次会 「南の麦」にて4名