ヘール・ボップ彗星 (C/1995 O1)

伊賀 祐一

1997年 3月 4/5/6/8/10/12/17/18/20/25/28日


望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月28日 4時58分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • 内側のhoodは広がってきた。
  • 最も内側のhoodは濃度にムラがある。
  • 全体としては同心円から角ばっている。
  • 高度も低く、透明度も悪いので詳細は不明。


望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月25日 4時48分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • シェル構造がよく分かり、内側の2重のシェル構造はかなり明るいが、その外側のものはかなり淡い。
  • 北側に淡いながらもぐるりと回り込んでいる構造が見える。


望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月20日 4時50分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • うす雲を通してかろうじて核がわかる程度。
  • すぐに雲に入ってしまい、詳細はわからなかった。
  • シェル構造が2重に見える。


望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月18日 4時45分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • 核の周りの同心円状模様は3本見えている。少し伸びたように見える。
  • 今朝は透明度も良いせいか、核の西側にも淡く同心円状に伸びているのがわかる。全体として渦巻状になっているのか。
  • 核の西側のテイルはプラズマ・テイルが見えているようだ。
核の拡大写真
1997年3月18日5時10分
C11シュミカセ Or25mm
露出15秒
FUJICOLOR SUPER G400


望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月17日 4時55分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • 核の周りの同心円状模様は3本見えている。
  • 最も内側の同心円模様は丸く、外側ほど伸びているように見える。
  • 12日に見えていた核の周りのリング模様は見えない。10日以前のような見え方である。
核の拡大写真
1997年3月17日5時15分
C11シュミカセ Or25mm
露出5秒
FUJICOLOR SUPER G400


望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月12日 5時33分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • 薄明が始まっていて、じっくりと観測できなかった。
  • 核の周りのこれまでの同心円状模様は3本存在していて、幅も広くなり外側に移動している。
  • これまでの内側に新たな完全なリングが見える。核はこのリングの一端に接しているように見える。スケッチではリングを濃く書きすぎてしまった。


望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月10日 5時10分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • 3月8日よりも同心円状模様は広がっている。
  • 全体的に核の回りにゆっくりと回転しているように思われる。
  • 最も核に近い模様のフック型は顕著で、核を貫いて反対側にも伸びている。

冷却CCDイメージ
1997年3月10日 5時22分
305mm反射
CV-04(MUTOH)
浅田 秀人氏

1997年 3月 9日
欠測

冷却CCDイメージ
1997年3月9日 5時22分
305mm反射
CV-04(MUTOH)
浅田 秀人氏
望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月 8日 5時25分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • 3本の見えていた核を取り巻く同心円状模様は2本になった。
  • 最も核に近い模様は核とフック型でつながっている。
核の拡大写真
1997年3月8日 5時35分
C11シュミカセ Or25mm
露出5秒
FUJICOLOR SUPER G400

冷却CCDイメージ
1997年3月8日 5時 7分
305mm反射
CV-04(MUTOH)
浅田 秀人氏
望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月 6日 5時28分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • 今朝はシーリングも透明度も良くない。
  • 昨日までの3重の同心円模様は、第3のリングが暗くなっている。
  • ただし第2との間のギャップは暗くはっきりとしている。
  • 北側の尾がもっと広がっていることがわかる。


望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月 5日 5時40分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • 昨日の同心円模様は健在で、3重のリング状がくっきりと見える。
  • 昨日と少し様子が変化しているようだ。
  • 第3番目の外側にも微妙な濃淡が認められる。


望遠鏡による核の微細構造
1997年 3月 4日 5時45分
C11シュミットカセグレイン(D=280mm) x93
スケッチを白黒反転

  • 初めて望遠鏡を向けたが、「核の周りの波状構造」に感激。
  • 波状構造というよりも、きれいな干渉縞のように見える。
  • 3重の同心円のようにくっきりと見えるので、思わずスケッチを取る。



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