Conjunction of the STrZ Spot with GRS
STrZ白斑と大赤斑との会合

Yuichi Iga

2003/04/28

English

2003/04/27
最新情報:大赤斑後方で消失

2003年4月21日UT以降の最新観測によると、STrZ白斑は大赤斑後方で消失した様子です。


大赤斑と会合するSTrZ白斑のアニメーション


2003/04/20
大赤斑の後方まで進むが白斑は不明

2003年4月20日UTの最新観測によると、STrZ白斑は大赤斑の後方まで進んでいるようですが、白斑自身の所在は明らかではありません。


David Moore(USA)

Eric Ng(Hong Kong)

Antonio Cidadao(Portugal)

2003/04/18
大赤斑の真北まで進む

2003年4月18日UTの最新観測によると、STrZ白斑は大赤斑の真北まで進んでいます。


Ed Grafton(USA)

Hideo Einaga(JAPAN)

Paolo Lazzarotti(Italy)

Andrea Tasseli(Italy)

Antonio Cidadao(Portugal)

2003/04/17
大赤斑孔に移動中


Tan Wei Leong(Singapore)

2003/04/16
大赤斑の渦に巻き込まれつつある

2003年4月16日UTの最新観測によると、STrZ白斑は15日UTよりもわずかに大赤斑孔に入り込んでいる姿が観測されました。今後の動きに注意してください。


Hideo Einaga(JAPAN)

Makoto Adachi(JAPAN)

Christophe Pellier(France)

Antonio Cidadao(Portugal)

2003/04/15
いよいよ大赤斑との会合が始まる

2003年4月15日UTの観測によると、STrZ白斑は大赤斑前端部に達している様子です。STrZ白斑は大赤斑孔の左肩に位置し、白斑自身はやや引き伸ばされてきました。いよいよ大赤斑との会合が始まったようです。


Akira Kazemoto(JAPAN)

Hidekazu Nakanishi(JAPAN)

Christophe Pellier(France)

2003/04/14

大赤斑に急接近するSTrZ白斑

STrZに形成されたドーナツ状の白斑が急速に大赤斑に接近しています。

2003年3月8日頃にII=20度に形成されたSTrZ白斑は、これまでに観測されたように白斑の中央部がドーナツ状に明るい斑点です。この白斑は、+1.90度/日とかなり早い速度で後退していましたが、3月25日頃にII=53度付近でやや後退速度が鈍ってしまいました。その後は+0.76度/日のドリフトでやや遅くなったものの、急速に大赤斑の前端に接近を続けています。4月13日にはII=68.6度に達し、大赤斑の前端部であるII=73度に非常に接近しています。

このままのドリフトを続けると、4月17日には大赤斑の前端部に達し、その後は大赤斑の周りの反時計方向の巨大な渦に取り込まれるものと予想されます。

CCD Observers:
H.Einaga, A.Kazemoto, T.Kumamori, T.Ikemura, H.Nakanishi, H.Matsumoto, M.Neichi, Y.Tomita(JAPAN)
C.Fattinnanzi, E.Grafton, E.Ng, D.Peach, C.Pellier, A.Tasseli, T.Wei Leong

月惑星研究会関西支部