1997年 7月 3日の木星

浅田秀人・安達 誠・伊賀祐一・奥田耕司・忍穂井幸夫・堀川邦昭・松田裕一


1997年 7月 3日の観測

浅田秀人 (305mm Newtonian, MUTOH CV-04 CCD Camera)

  • SEBはこの経度ではSEBnが淡い。SEBZ-bandの勢力がSEBの広い緯度に及んでいる。SEBn II=185に小規模の淡化部あり。
  • NEBnはnickが3個、bargeが2個見られる。

画像強調を行なった画像(Y.Iga)


奥田耕司 (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


1997.07.03 18h33m(UT)
I=136.9 II=229.7 R1-filter

1997.07.03 18h52m(UT)
I=148.4 II=241.2 R1-filter


安達 誠 (310mm Newtonian, drawing)


1997.07.03 14h26m(UT)
I=347.9 II= 81.8

  • BCとDEは明るいが、DEがとりわけ明るく良く目立つ。
  • STBはこのあたりは良く見える。GRSより前方ははっきりしない。
  • GRS hollowの左端のSEBZに明るいovalが認められる。
  • EZ内部はseeing悪く詳細不明。
  • NTBは濃く、CM右側で幅が広くなって見える。たくさんのdetailが見られるが、詳細不明。

伊賀祐一 (280mm Schmidt-Cassegrain, drawing)


1997.07.03 16h13m(UT)
I= 52.0 II=145.6

  • 永続白斑FAが見えている。その前方にはDEが見えている様子。
  • SEBZのCM前方はSEBZの中央部が明るいが、CM後方からは中央部が狭くなり、SEBs・SEBnともに暗く見える。
  • NEBnには左から、Barge-Notch-Bargeと続いている。Notchはほとんど北側が開いていてBayのようにも見える。
  • NEBnは相当淡化が進んでいる。
  • NNTZに白斑があり、その直後にDark Sectionが続いている。



堀川邦昭 (200mm Newtonian, Drawing)


1997.07.03 16h38m(UT)
I= 68.3 II=161.7

  • NTZがCM前方で強くshadeされているが、この部分ではNTBが引き込まれたように北に寄っているように見える。
  • NNTBも同様に南寄り。


1997.07.03 17h48m(UT)
I=111.0 II=203.9
  • STB〜SSTBには不明瞭な濃淡があり複雑。
  • SEBは中央部が濃いようだが、全体として単調。
  • この経度はEBがほとんど見えない。

忍穂井幸夫 (200mm Newtonian, drawing)


1997.07.03 14h20m(UT)
I=343 II= 77


松田裕一 (Drawing)


1997.07.03 15h28m(UT)
I= 25.6 II=119.3
Seeing:4/10 Transp:6/10

1997.07.03 16h24m(UT)
I= 59.7 II=153.2
Seeing:4/10 Transp:6/10

1997.07.03 17h28m(UT)
I= 98.8 II=191.8
Seeing:4/10 Transp:7/10


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