1997年 9月 2日の木星

安達 誠・伊賀祐一・奥田耕司・堀川邦昭・松田裕一


1997年 9月 2日の観測

奥田耕司 (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


1997.09.02 12h34m(UT)
I=197.5 II=186.8
R-filter


安達 誠 (310mm Newtonian, drawing)


1997.09.02 11h26m(UT)
I=157.2 II=146.9

  • STBは右のlimbでそりあがっている。濃化部か?
  • SEBsは全体がモヤモヤしていて、とらえどころがない。
  • SEBnのdark beltはかなり濃く、よく目立っている。bargeほどではないが、ほとんど差がないくらい濃くよく目立つ。
  • EZnの右端のplumeは大変に明るい。
  • NEBのnotchは左の方が明るい。
  • NTrZにはdark belt(NEBn?)が中央付近に見られる。
  • EZ内部の模様は青がよく目立つ。
  • NTBは二条のように見えるが、かなり厳しく、少しでもシーイングが乱れると1本になってしまう。


1997.09.02 12h22m(UT)
I=191.3 II=180.7
  • STBの淡化部だが、目立って変わったところは見られない。
  • SEBsに濃化部が右端に見える!
  • NEBnの左右のbargeはよく分かるが、右のものの方が明るくはっきりしている。
  • 薄雲で淡いイメージになり、観測断念。


伊賀祐一 (280mm Schmidt-Cassegrain, drawing)


1997.08.30 11h45m(UT)
I=168.1 II=157.7

  • STBはCM左までが濃く、その後方は少し南にシフトしている。
  • SEBは中央組織が細いが濃い。CM左は大赤斑後方の白斑の影響か明るく、次第にゆるやかに南にシフトしている。CM左の中央組織はわずかに分断されている。
  • NEBはずいぶん細くなった。NEBnが淡化したようだ。左端は白斑か?その後方はrift状。CMに相当濃いbarge。右端にはnotchの残骸のような白斑が見える。
  • NNTZのCM付近に白斑が見える。


堀川邦昭 (160mm Newtonian, Drawing)


1997/09/02 13h04m(UT)
I=216.9 II=206.1
シーイング=4-5 透明度=4 16cm反射 200x

  • festoon、EBとも淡く不明瞭
  • NEBnのnotchは明るくよく目立つ
  • NTBよりNNTBの方が濃く太い


1997/09/02 14h25m(UT)
I=266.3 II=255.0
シーイング=4-6 透明度=4 16cm反射 200x

  • CM左ではSTBsが見えているが、右側ではSTBnになっている
  • CM右でEB、festoonとも復活し明瞭
  • NEBnに沿ってかつてのNEBn edgeの痕跡が見える
  • 例の3連構造はしだいに広がっているようだ


松田裕一 (Drawing)


1997.09.02 11h32m(UT)
I=160.8 II=150.5
Seeing:4/10 Transp:7/10

1997.09.02 12h43m(UT)
I=204.1 II=193.4
Seeing:4/10 Transp:7/10
  • この付近からNNTZ見える


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