1997年 9月30日の木星

安達 誠・忍穂井幸夫・林 敏夫・堀川邦昭


1997年 9月30日の観測

安達 誠 (310mm Newtonian, drawing)


1997.09.30 12h10m(UT)
I=285.5 II= 61.2

  • 久しぶりの良い条件下での観測となった。
  • GRSは柿色の淡い色調をしていて全体的に低コントラスト。全体がムラムラしている。左下に明るいところがあるが、Hollowとの境目あたりではっきりしない。
  • GRS右下のPlume状の白斑は明るく丸くとてもよく目立つ。
  • GRS Hollowの左下はSEBZとつながって見える。
  • LEBSは3つともによく目立つが、DEの左側だけはかなり濃くなっている。
  • EBは全体的に二重になっている。
  • EZnは羽毛状の模様が時々見えているが、つかみきれない。
  • NEBnの左の暗部は赤味が低く、むしろ暗い。チョコレート色には見えない。
  • NEBnのCM右のNotchは明るい。


忍穂井幸夫 (200mm Newtonian, drawing)


1997.09.30 12h58m(UT)
I=314.3 II= 89.9

  • SEBZが全体に淡い。特にGRS後方は白斑群が目立つようになった。
  • GRSも赤味がなく淡い。GRS上方のSTBが明るい。
  • NEBnのCM付近にNotchあり。
  • NEBs〜EBにフェストーン2ヶ所あり。
  • STBのLEBS(FA)がGRS上方に差しかかっているようだが、はっきり確認できない。


林 敏夫 (350mm Schimdt-Cassegrain, Drawing)


1997.09.30 11h52m(UT)
I=274.5 II= 50.4

  • 大赤斑(center)のCMTはII=62.5°。


堀川邦昭 (160mm Newtonian, Drawing)


1997/09/30 12h08m(UT)
I=284.3 II= 60.0
シーイング=5 透明度=2 16cm反射 200x

  • 一昨日とほとんど同じ見え方
  • NNTZには比較的大きな白斑があるはずだがよくわからない、dark sectionの前端部あたりがそうか?


月惑星研究会関西支部のHomePageへ戻る 木星セクションへ戻る