ALPO-Japan: Jupiter Section (March 1998)

3月下旬の木星

堀川邦昭・伊賀祐一


March 30, 1998

堀川邦昭 K.Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)

今朝、1998-99シーズンの初観測を行いました。23日朝にもトライしたのですが、地平付近に薄雲があって木星を発見できませんでした。
今回も地平付近の透明度が極めて悪く、見つかったのは日の出直前の5時半頃です。
木星の円盤像を確認するのがせいいっぱいで、ひと言で言えば、「木星があった」という程度にしか見えませんでした。

合からひと月以上経過したのに、なかなか木星が高くなりません。今朝の日の出時の木星高度は13°です。春に始まるシーズンの宿命で、逆に秋に始まるシーズンはあっという間に高くなります。



No.1 1998/03/29 20:32(UT)
I=176.3 II= 16.0
Seeing:4/10 Transp.:1/5 x200
  • 初観測
  • 透明度悪く、ほとんど円盤像しか見えない
  • NEBは確実に存在するが、SEBは淡く、時々確認できるのみ
  • SPRのshadeは暗く大きく広がっており、STBを含んでいると思われる
  • EZはあまり明るく感じられない
CMT観測
なし


March 31, 1998

伊賀祐一 Y.Iga (280mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)


No.1 1998/03/30 20:40(UT)
ω1=338.5 ω2=170.7
Seeing: 3/10 Transp.:2/5
  • 今シーズンの初観測。5h28mに山の上に昇ってきたところを捉えた。
  • すでに明るくなっていて、コントラストが全くない。
  • NEBとSEBが同じぐらいの濃度で見えている。
  • SEBのCM付近にCondensationが見える。
  • NPRは暗く、NTBからNNTBがベルトとして見えている。
  • STrZから南は薄暗いが、ベルトは見えない。


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