June 4, 1998

●概況

関西地方はいよいよ梅雨入りです。梅雨の気まぐれな天気の合間の観測です。

忍穂井氏の画像には、左端に大赤斑が写っています。大赤斑後方のSEBZのあまり活発ではないようですが、白雲が体系II=110度付近まで続いています。

奥田氏の画像は、忍穂井氏の画像に引き続いた経度です。SEBnに暗斑群が認められますが、これがMid-SEB Outbreakの先端部とするとずいぶんと前進したことになります。

忍穂井幸夫　Y.Oshihoi (200mm Schmidt-Cassegrain, Digital Camera NEC Picona)

極端な画像処理を適用

天気予報は『晴れる』というものだったので、曇ってしまうなんて夢にも思わずに、のんびりとテスト撮影をしながらシーイングの回復を待っていました。ところが３時を過ぎた頃からどんどん雲が押し寄せてきて、３時半にはベタ曇り状態になり観測を残念しました。

奥田耕司　K.Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)

極端な画像処理を適用

• 雲がひんぱんに通り透明度が悪い
• 眼視での観測はできなかった