ALPO-Japan: Jupiter Section (July 1, 1998)

1998年 7月 1日の木星

浅田秀人・伊賀祐一・池村俊彦・奥田耕司


July 1, 1998

●概況
Mid-SEB Outbreakの白斑群の活発な領域が観測されました。

浅田氏・池村氏の画像では、SEBZに明るい白斑群が並んでいる詳細な様子が捉えられています。これらのSEBZの白斑群が、左前方ではSEBnに潜り込んでいく様子がよく分ります。この経度の前方が、伊賀のスケッチで、SEBnに活動が移っている様子が捉えられています。

STBは細いですが1本のBeltとして見えており、浅田氏・池村氏・伊賀の観測ではω2=199°に小さなDark Spotが捉えられています。池村氏の画像では、STBの右に、マージした'BE'とその直後のRiftが見られます。BEは青色のOvalでSTBに湾入している様子です。このBEの前方のSTZには、小さな青色のOvalも見られます。池村氏の画像からの計測では、STZ Ovalはω2=245°、BEはω2=274°、STB Riftはω2=283°です。


浅田秀人 H.Asada (305mm Newtonian, MUTOH CV-04 CCD Camera)


極端な画像強調を適用(伊賀)


1998/06/30 17:50(UT)
I=354 II=205



池村俊彦 T.Ikemura (310mm Newtonian, Digital Camera NEC Picona)


No.29 1998/06/30 18:35(UT)
I= 20.6 II=231.4
31cm F5 ニュートン
NEC PICONA 1/7秒 4枚コンポジット

極端な画像処理を適用(伊賀)


No.30 1998/06/30 18:58(UT)
I= 34.3 II=245.0
31cm F5 ニュートン
NEC PICONA 1/7秒 4枚コンポジット

極端な画像処理を適用(伊賀)


奥田耕司 K.Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


Image#25 1998/06/30 18:42(UT)
I= 23.4 II=234.2

Image#26 1998/06/30 19:07(UT)
I= 38.7 II=249.3

Image#27 1998/06/30 19:11(UT)
I= 41.1 II=251.8


S=6/10 T=5/10(もや)

  • 白斑BEを見ることができた。眼視では明るく良く目立っていたが、CCD赤フィルターでは、ぼやけて形がはっきりとしない。

伊賀祐一 Y.Iga (280mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)


No.20 1998/06/30 17:30(UT)
I=341.2 II=192.4
Seeing:3-4/10 Transp.:2-1/5 x311
  • 観測の途中から薄曇がかかり、透明度がとても悪くなり、観測を中断した。
  • SEBZは、左からSEBcが次第に南にシフトする。CM付近のSEBcは濃化部がいくつか連なっている。SEBnは左は濃いが、CM左から明部が連なる。この辺りがMid-SEB Outbreakの白斑群の活動の盛んな経度である。
  • STBは淡いながら1本のBeltとして見える。
  • STBのCM付近(CMT ω2=198.5)にDark Spotが見える。
  • SSTBは幅も広く、濃く見えている。
  • NNTZの左端に白斑が見えている。
CMT観測
STB  Dark Spot center 17h40m(UT) II=198.5


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