ALPO-Japan: Jupiter Section (July 7, 1998)

1998年 7月 7日の木星

浅田秀人・伊賀祐一


July 7, 1998

●概況
伊賀のスケッチの左端にMid-SEB Outbreakの後端部の白斑が見えます。その後方は浅田氏の画像で、大赤斑の直後のSEBZに2個の白斑(78度と86度)があり、さらにその前方の大赤斑の真下にもう一つの白斑(78度)があります。

NEBはRift構造が多く見られるようになってきました。

第II衛星ユーロパの影の経過が16h37mに、本体の経過が19h21mに始まりました。


浅田秀人 H.Asada (305mm Newtonian, MUTOH CV-04 CCD Camera)


極端な画像強調を適用(伊賀)


1998/07/06 18:15(UT)
I=236 II= 42



極端な画像強調を適用(伊賀)


1998/07/06 19:25(UT)
I=279 II= 84



伊賀祐一 Y.Iga (280mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)


No.28 1998/07/06 17:02(UT)
I=191.7 II=357.3
Seeing:4/10 Transp.:1/5 x311
  • STBはCM付近までの左側までが濃い。このSTBの濃化部の前端は、7月4日の観測より、FAから始まっている。
  • STBのCMより後方では、STBsのみが見えていて、南にシフトしている。CM付近のSTZに白斑が見える。
  • SEBZは左端にMid-SEB Outbreakの白斑がある。この白斑の右上のSEBsがCM付近まで明るい。
  • CM付近までのSEBZは暗く、SEBcが斜めに濃く見えている。
  • CM右から右端までのSEBnは、斑点状に細く濃い。
  • EZnに2個のPlumeがあり、これらのPlumeから右下へNEB Riftが見える。このRiftの先はNEBnのBargeである。
  • NTBはCMやや左から後方が濃い。
  • 17h30m以降は雲に覆われてしまい、観測を中止した。


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