1998年 8月13日の木星

安達　誠・忍穂井幸夫・堀川邦昭・林　敏夫

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August 13, 1998 ●概況

忍穂井幸夫　Y.Oshihoi (200mm Newtonian, Digital Camera NEC Picona)
Image#40 1998/08/12 15:47(UT) I=231.2 II=114.8 NEC Picona 1/7 sec.、3枚コンポジット	極端な画像処理を適用(伊賀) 左端にGRSが見えている。 STBはGRSの後方からSSTBにシフトしているようにみえるが、画像ではSTBがとぎれとぎれに薄く見えている。 SEBZのGRS直後の白斑は、一時収束状態に見えていたが、また拡大してきているようだ。 木星の左側に見えている衛星は第一衛星イオ。

安達　誠　M.Adachi (310mm Newtonian, Drawing)
No.59 1998/08/12 14:22(UT) I=179.6 II= 63.5 Seeing:9/10 Transp.:3/5 x390	シーイングが非常によく、GRS周辺の様子がよく捉えられた。GRSは赤味がやや薄いがしっかりと捉えられ、しかも内部には渦状の模様が見て取れる。 GRS前方のDark Streakは、9日(UT)よりも長く前方に伸びている。すぐ直下に小さな白斑があるように見える。 GRS前方に接して白斑が見られる。 EZは目立つFestoonはなく、どちらかといえばNEBから浮き上がったように見える。 NTBは幅が広くなり、濃くよく目立っている。 NNTBにはBeltの濃化部が見られ、よく目立つ。
No.60 1998/08/12 15:05(UT) I=205.7 II= 89.5 Seeing:8/10 Transp.:3/5 x390	SSTBの白斑(CM II=92.5)より後方で、SSTBが非常に顕著になっている。 STBは二重に見える。 SEBnから右下に淡いFestoon状の模様がいくつも見られる。
No.61 1998/08/12 16:02(UT) I=240.5 II=124.0 Seeing:7/10 Transp.:3/5 x390	STBのDark Spotが右から見えてきた。やや丸みを帯びている。 Mid-SEB Outbreakの前端部の白斑群がだいぶGRSに近づいているように見える。 NEBsは青っぽいBeltから浮いているように見える。

堀川邦昭　K.Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)
No.35 1998/08/12 13h46m(UT) I=157.7 II= 41.8 Seeing:4/10 Transp.:1-3/5 x200	シーイング悪い NTB〜NTZはshadeされ、不規則な暗部が見られるが詳細不明 観測途中で雲が広がりRSのcenterのCMTをのがした CMT観測 (時刻はUT) 80. 1998/08/12 14:04 EZN D FEST C 1 168.6 81. 1998/08/12 14:04 STRZ D RS P 2 52.6 82. 1998/08/12 14:35 STRZ D RS F 2 71.4
No.36 1998/08/12 14h58m(UT) I=201.6 II= 85.3 Seeing:6/10 Transp.:3/5 x200	SSTBはかろうじて二条に見え、不明瞭だが白斑も認められる RS後方のSEB活動域は短くなったようだ この経度のEZはEBが淡くはっきりしない CMT観測 (時刻はUT) 83. 1998/08/12 15:01 SEBZ W SPOT C 2 87.1 84. 1998/08/12 15:02 EZN D FEST C 1 203.9 85. 1998/08/12 15:04 SSTB W SPOT C 2 88.9 86. 1998/08/12 15:07 SEBN D SECT P 2 90.7 87. 1998/08/12 15:45 EZN D FEST C 1 230.1

林　敏夫　Y.Oshihoi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)
	No.14 1998/08/12 14:35(UT) I=187.5 II= 71.4 Seeing:7-9/10 Transp.:4/5 x312 GRS後方CMT 23:42
	No.15 1998/08/12 17:05(UT) I=278.9 II=162.0 Seeing:8/10 Transp.:4/5 x312 mid-SEB Outbreakが淡化している。

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