Jupiter Observation of August 16 in 1998

ALPO-Japan: Jupiter Section (August 16, 1998)

1998年 8月16日の木星

安達　誠・奥田耕司・忍穂井幸夫・前田和儀・林　敏夫

August 16, 1998

●概況

忍穂井幸夫　Y.Oshihoi (200mm Newtonian, Digital Camera NEC Picona)

Image#41 1998/08/15 17:38(UT)
I= 52.3 II=272.4
NEC Picona 1/7 sec.、3枚コンポジット

極端な画像処理を適用(伊賀)

STBのCM 後方に、FAがoval状に見えている。
BEは拡散状で、はっきりと識別できない。
SEBZのMid-SEB Outbreakの後端部は２系２９０度前後にあり、あまり移動していないが白斑の活動は穏やかになってきている。
NEBnのbarge ２ヶは目立っているが、後方のbargeの方が濃くなってきている。　
NTBとNNTBは、CM前方でShade状態。

前田和儀　K.Maeda (310mm Newtonian, Digital Camera NEC Picona)
	極端な画像処理を適用(伊賀) 1998/08/15 16:26(UT) I= 8.7 II=229.2 NEC PICONA 1/7秒

奥田耕司　K.Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)

Image#39 1998/08/15 15:04(UT) I=317.7 II=178.7
Image#40 1998/08/15 15:40(UT) I=339.7 II=200.4
Image#41 1998/08/15 16:05(UT) I=354.9 II=215.5
Image#42 1998/08/15 16:37(UT) I= 14.4 II=234.9

画像強調を適用(伊賀)

S=8/10-5/10 T=7/10-6/10

SSTBは幅が広く全体に暗い
STBsの暗斑が特に良く目立つ。7/8（JST）のCCDではSSTB付近まで張り出していたが、南北方向に縮小したようだ　
STBsの暗斑より前方のSTBは淡い
SEBは相変わらず大きな白斑が目立つ。眼視でも白斑の連なりがはっきり分かる
NEBはあまり変化はみられない
NTBとNNTBの間がシェードされている部分がある。CCDではNTZ内のベルトになっている

林　敏夫　T.Hayashi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)
	No.17 1998/08/15 14:23(UT) I=294.2 II=155.2 Seeing:6/10 Transp.:3/5 x312
	No.18 1998/08/15 15:40(UT) I=314.1 II=201.8 Seeing:3-5/10 Transp.:3/5 x312 STBsのCM後方から濃くなっている。前方のdarkspotは健在である。 NTBn右端に2つのBargeが出てきた。
	No.19 1998/08/15 17:03(UT) I= 31.7 II=251.9 Seeing:3-5/10 Transp.:2-3/5 x312

安達　誠　M.Adachi (310mm Newtonian, Drawing)
No.64 1998/08/15 14:00(UT) I=280.2 II=141.3 Seeing:3/10 Transp.:3/5 x390	シーイングがあまり良くなく、詳細は不明。 CM左の2つのBargeはよく目立っている。 NEBは南側の青っぽい組織と北の赤っぽい組織が対照的だ。
No.65 1998/08/15 15:40(UT) I=341.1 II=201.8 Seeing:7-5/10 Transp.:4/5 x390	SSTZのWSは小さくシャープで明るい。 BEは見えているが、ボーッとしたOval。 STrZに小さなOvalができている。かなり明るい。CMT:STrZ Oval 15h54m(UT) II=210.3 NEBは南組織よりも北組織の方が濃く、よく目立っている。
No.66 1998/08/15 16:26(UT) I= 9.2 II=229.7 Seeing:6/10 Transp.:3/5 x390	STBはWS後方からやや暗くなっている。 STZ WSのCMT ：f.e. 23h08m II=296.5。シーイングは悪くても存在ははっきりつかめる。 festoonが青っぽく、NEBnとは別のBandとして離れて見える。