Jupiter Observation of August 24 in 1998

●概況

永続白斑FAがII=289度に位置し、しっかりとしたOvalとして捉えられました。FAより前方のSTBsの濃化部は279度からで、その直前の276度のSTB内には淡い白斑が見られます。FA以降のSTBは濃いBeltですが、308度にGap、さらに後方の328度のSTZに小さな白斑が見られます。

SEBZはMid-SEB Outbreakの終端部の活動が見られ、262度にやや明るい小さな白斑があります。SEBnがこの白斑直後の267度から濃化し、次第に南にシフトし、289度付近からはSEBcとSEBnの二条に分れます。

池村俊彦　T.Ikemura (310mm Newtonian, Digital Camera NEC Picona)
	極端な画像処理を適用(伊賀) No.49 1998/08/23 14:56(UT) I=138.7 II=298.7 III= 48.4 De= +2.3゜E.Dia=48.72" 31cm F5 ニュートンテレビュー５Ｘバーローレンズ 1゜プリズム合成 F36 NEC PICONA 1/7秒
	極端な画像処理を適用(伊賀) No.50 1998/08/23 15:08(UT) I=145.7 II=305.6 III= 55.3 De= +2.3゜E.Dia=48.72" 31cm F5 ニュートンテレビュー５Ｘバーローレンズ 1゜プリズム合成 F36 NEC PICONA 1/7秒

小山田博之　H.Oyamada (200mm VISAC, Drawing)
No.21 1998/08/23 13:42(UT) I= 93.4 II=253.7 Seeing:6/10 Transp.:5-6/10
No.22 1998/08/23 14:46(UT) I=132.5 II=292.3 Seeing:6/10 Transp.:6/10	ＳＥＢ：ＮＥＢとほぼ同じくらいに太い。ＳＥＢsが波打っているように見え濃化している。一方、ＳＥＢＺはMid-SEB Outbreakによって淡化おり、特にII=２６０°付近に白斑がある。この白斑を境に白斑前方では、ＳＥＢＺでも北側に淡化した部分がのびているのに対し、後方では南側に淡化した部分がのびているが、この淡化部がどの経度までのびているのかはっきりと分からない。ＳＥＢnは、この白斑を境に濃化した部分が南側に大きく広がっている。永続白斑ＢＥ：淡化したＳＴＢがとぎれた部分にあるという感じであり、白斑というよりは大きな明部が２個連なっているように見える。永続白斑ＦＡ：ＳＴＢがとぎれたところにＦＡがある。ＢＥよりも小さいが、明るく見やすい。ＳＴＢ：ＢＥからＦＡ付近にかけて、さらにＦＡ後方のＳＴＢは濃化している。

No.46 1998/08/23 15h34m(UT)
ω1=161.6 ω2=321.4
Seeing:8/10 Transp.:5/5 x200

CMT観測 (時刻はUT)

No.47 1998/08/23 17h00m(UT)
ω1=214.1 ω2= 13.3
Seeing:6-7/10 Transp.:5/5 x200

CMT観測 (時刻はUT)