ALPO-Japan: Jupiter Section (September 8, 1998)

1998年 9月 8日の木星

伊賀祐一・池村俊彦・奥田耕司・忍穂井幸夫・前田和儀・林 敏夫


September 8, 1998

●概況
8月31日(II=122)と9月3日(II=114)に観測されたSTBnの新しい暗斑は、池村氏・奥田氏の画像からII=101度に見つかりました。前回の観測からはずいぶんと淡くなり、何とか痕跡が見られる程度ですが、緯度はSTBnに位置し、従来観測されていたSTBsの暗斑とは緯度が異なります。
STBn Dark Spot
Date
(Observer)
Longitude
(System-II)
Aug 31 (H.Asada)122
Sep 03 (Y.Oshihoi)113
Sep 03 (Y.Iga)114
Sep 08 (T.Ikemura)101

赤色の矢印が新しいSTBnのDark Spotで、緑色がずっと観測されているSTBsのDark Spotです。
このSTBnのDark Spotは、-78 degree/30 daysのドリフトを持ち、典型的なSTBn Jetstreamに乗った暗斑です。

池村氏のNo.65の画像の大赤斑後方のII=100〜110度のSEBZの白雲は見事です。

また、池村氏のNo.66の画像のNTZには、非常に細いWhite Streakが観測されています。経度はII=129〜182度です。条件が悪い場合はNTZ全体が明るく見えるのですが、条件が良いとこのように非常に細いStreakを見ることができます。このStreakの終端部の182度から後方20度ほどに、暗いフィラメント状の模様が見えます。


林 敏夫 T.Hayashi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)

No.32 1998/09/08 12:35(UT)
I= 61.2 II= 99.7
Seeing:1-3/10 Transp.:3/5 x312

  • GRS後方に大きな白斑群が確認できる。
  • SSTBのCM付近に白斑があるか?

No.33 1998/09/08 14:25(UT)
I=128.3 II=166.1
Seeing:3-5/10 Transp.:3/5 x312

  • STBにdarkSpotがある。CMT 23:25JST
  • SEBのOutBreakの残りが所所輝きを保っている。
  • SEBsのCMに暗柱らしき模様?


伊賀祐一 Y.Iga (280mm SC, Digital Still Camera NEC Picona)


No.48 1998/09/08 12:54(UT)
I= 72.5 II=111.0
Seeing:3/10 Transp.:2/5 Or25mm
3 images composite
  • STBのII=114度付近に9/03に見えたDark Spotは見当たらない。
  • 大赤斑後方のSEBZの活動が見えるが、あまり活発ではないようだ。II=99度に大きな明部、その右上のSEBsの112度に小さな明部があり、次第に後方に拡大している様子。


No.49 1998/09/08 13:55(UT)
I=109.7 II=147.9
Seeing:5/10 Transp.:2/5 Or25mm
2 images composite
  • STBsのCM後方のII=168度にDark Spotが見える。
  • SEBは、Mid-SEB Outbreakの明部と暗柱が入り乱れている様子が顕著に見える。左の経度ほどSEBnに活動がシフトしている。中央付近のII=146度の白斑は明るい。
  • NTZに細長い明部が見られ、II=133〜188度付近まで長さが55度ある。
  • NNTBのGapの経度はII=139度である。
  • 太いSSTBの南のSSTZがずいぶんと明るい。


池村俊彦 T.Ikemura (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.65 1998/09/08 13:15:52(UT)
I= 86.1 II=124.5 III=238.4
De= +2.3゜E.Dia=49.58"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
1゜プリズム 合成 F36
NEC PICONA 1/7秒 3枚コンポジット


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.66 1998/09/08 14:34:00(UT)
I=133.7 II=171.7 III=285.7
De= +2.3゜E.Dia=49.58"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
1゜プリズム 合成 F40
NEC PICONA 1/7秒 2枚コンポジット


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.67 1998/09/08 15:10:36(UT)
I=156.1 II=193.8 III=307.8
De= +2.3゜E.Dia=49.59"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
1゜プリズム 合成 F40
NEC PICONA 1/7秒 2枚コンポジット


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.68 1998/09/08 15:27:54(UT)
I=166.6 II=204.3 III=318.3
De= +2.3゜E.Dia=49.59"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
1゜プリズム 合成 F36
NEC PICONA 1/7秒 単一

右に写っている衛星はユーロパ(II)です。

奥田耕司 K.Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


Image#54 1998/09/08 13:22(UT) I= 88.5 II=126.9
Image#55 1998/09/08 14:02(UT) I=112.9 II=151.0
Image#56 1998/09/08 14:24(UT) I=126.3 II=164.3
Image#57 1998/09/08 15:210UT) I=161.1 II=198.8



画像強調を適用(伊賀)
S=7/10 T=7/10 ND4-FIL R1-FIL使用

  • SSTBの白斑はハッキリしており、よく目立っている
  • CM2=160°付近のSTBsの暗斑は木星面上で一番暗く見え、輪郭もハッキリしておりSTBから浮き上がっているようにも見える。色は真っ黒に近く、R1フィルターを使用してもハッキリと写る。
  • GRSは周辺近くではあるが南半分がわずかに明るい


前田和儀 K.Maeda (310mm Newtonian, Digital Camera NEC Picona)


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.13 1998/09/08 13:44(UT)
I=103.2 II=141.4
NEC PICONA 1/7秒



極端な画像処理を適用(伊賀)

No.14 1998/09/08 14:58(UT)
I=148.6 II=186.4
NEC PICONA 1/7秒



忍穂井幸夫 Y.Oshihoi (200mm Newtonian, Digital Camera NEC Picona)



極端な画像処理を適用(伊賀)

Image#47 1998/09/08 15:01(UT)
I=150.2 II=188.0
NEC Picona 1/7 sec.、3枚コンポジット



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