ALPO-Japan: Jupiter Section (September 9, 1998)

1998年 9月 9日の木星

伊賀祐一・池村俊彦・林 敏夫・堀川邦昭


September 9, 1998

●概況
STB OvalのBE、FAが捉えられました。BEの経度はII=246度、FAはII=284度で、9月3日の観測から-3度前進しています。BEとFAとの間には小さな白斑がII=262度に存在しています。

池村俊彦 T.Ikemura (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.69 1998/09/09 12:48:02(UT)
I=227.2 II=258.1 III= 12.3
De= +2.3゜E.Dia=49.61"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
1゜プリズム 合成 F35
NEC PICONA 1/7秒 3枚コンポジット

透明度が2/5で撮影条件が悪く不鮮明ですが、観測として送ります。

林 敏夫 T.Hayashi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)

No.34 1998/09/09 13:20(UT)
I=246.7 II=277.3
Seeing:3-5/10 Transp.:3/5 x312

  • SSTBのCM左右に白斑が有る。
  • 右の白斑 CMT 22:30JST


伊賀祐一 Y.Iga (280mm SC, Digital Still Camera NEC Picona)


No.50 1998/09/09 13:44(UT)
I=261.0 II=291.7
Seeing:3/10 Transp.:5/5 Or25mm
3 images composite
  • シーイングが悪い。
  • STBのCM左にFAが見える。その前方にはSTBのWS、さらにその前にかろうじてBEが認められる。
  • WSとFAの間と、FAから後方のSTBは濃い。


No.51 1998/09/09 14:03(UT)
I=272.6 II=303.2
Seeing:2/10 Transp.:4/5 Or25mm
2 images composite
  • STBは右端から次第に南にシフトしている。
  • SEBcがCM左から次第に南にシフトしている。
  • この経度のNTZは明るい。


堀川邦昭 K.Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)


No.53 1998/09/09 13h46m(UT)
ω1=262.6 ω2=293.0
Seeing:4/10 Transp.:3/5 x200
  • FA後方のSTBはやや細く淡く見える
  • 条件あまり良くないが、SEBははっきりと3重構造に見える
CMT観測 (時刻はUT)
149. 1998/09/09 13:46EZN DFESTC1262.6


No.54 1998/09/09 16h31m(UT)
ω1= 3.1 ω2= 32.7
Seeing:4-6/10 Transp.:5/5 x200
  • RS前方のstreakはCM後方が明瞭でSEBとの間も暗いが、前方は淡くSEBsに大きなbayがあるように見える
  • CM左のEZnの白斑は明るく目立つ
  • NEBのriftは8/28にRS後側にあったものが前進したのか?
CMT観測 (時刻はUT)
150. 1998/09/09 16:01SSTB WSPOTC2 14.6
151. 1998/09/09 16:01EZN DFESTC1344.8
152. 1998/09/09 16:43EZN DFESTC1 10.4
153. 1998/09/09 17:01EZN DFESTC1 21.4
154. 1998/09/09 17:09STRZ DRS P2 55.6
155. 1998/09/09 17:21SSTB WSPOTC2 62.9
156. 1998/09/09 17:24STRZ DRS C2 64.7


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