ALPO-Japan: Jupiter Section (September 10, 1998)

1998年 9月10日の木星

安達 誠・伊賀祐一・林 敏夫・堀川邦昭・小山田博之


September 10, 1998


安達 誠 M.Adachi (310mm Newtonian, Drawing)


No.78 1998/09/10 12:26(UT)
I= 11.8 II= 35.0
Seeing:4/10 Transp.:3/5 x390
  • STBは大赤斑の上を通過し、左側へ通りぬけていくのが確認できた。
  • 大赤斑下のBayとSEBsとの間はわずかながら連続性が見られ、つながっていないことが分る。
  • SEBsのDark Streakはさらに前方に伸びていったように思われる。
  • 左端のEZnのfestoonの青味は非常に強い。
  • CM付近のEZnのfestoonはNEBsといった感じの見え方をしている。


No.79 1998/09/10 13:08(UT)
I= 37.4 II= 60.4
Seeing:3/10 Transp.:3/5 x390
  • SEBZがやや白斑が目立つようになってきている。
  • STBもやや濃化傾向が見られる。
  • NNTBはやや淡化傾向になっている。


No.80 1998/09/10 14:10(UT)
I= 75.2 II= 97.8
Seeing:7/10 Transp.:3/5 x390
  • CM直後のSEBnのDark Section(CMT 14h20m II=103.8)は、小型で良く目立つ上に白帯が流れ、見事に見える。
  • STBが二重に見える。STBnの新しいDark Spotは見ることができない。
  • EZnのfestoon(CMT 14h20m I=81.3)は、突起状でProjectionのようだ。


小山田博之 H.Oyamada (200mm VISAC, Drawing)


No.25 1998/09/10 12:50(UT)
I= 26.4 II= 49.5
Seeing:6-7/10 Transp.:6-5/10

  • 大赤斑前方のSTrZのストリークはどこまで伸びているのかよく分らない。
  • 大赤斑の左下が非常に明るい。南側にはアーチがある。


No.26 1998/09/10 13:30(UT)
I= 50.8 II= 73.7
Seeing:6/10 Transp.:4-3/10

  • 大赤斑の前方のSEBZ内に白斑状の明部が見える。


伊賀祐一 Y.Iga (280mm SC, Digital Still Camera NEC Picona)


No.52 1998/09/10 13:28(UT)
I= 49.3 II= 72.4
Seeing:3/10 Transp.:2/5 Or25mm
3 images composite
  • 薄曇を通しての観測で条件は悪い。
  • 詳しいことは不明。


林 敏夫 T.Hayashi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)

No.35 1998/09/10 13:00(UT)
I= 32.5 II= 55.6
Seeing:5/10 Transp.:1-3/5 x312

  • GRS CMT 22:15JST 64.7°
  • GRS前方のDarkStreakは薄くなっている?
  • NEB中央にリフトが有るか?

No.36 1998/09/10 13:55(UT)
I= 66.0 II= 88.9
Seeing:4/10 Transp.:2/5 x312

  • GRS後方の白斑がSEBs方向へ流れている。
  • SSTBの白斑 CMT 23:00JST 91.8°


堀川邦昭 K.Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)


No.55 1998/09/10 15h01m(UT)
ω1=106.2 ω2=128.7
Seeing:5-6/10 Transp.:1-3/5 x200
  • STBのdark spotはCMからかなり離れているが、よく目立つ
  • mid-SEB outbreakの先端がSEBn沿いにRS後方の活動域の下へもぐり込んでいる、小白斑の連鎖状で複雑
CMT観測 (時刻はUT)
157. 1998/09/10 15:11NEBN DSPOTC2134.7
158. 1998/09/10 15:17SEBN WSPOTC2138.4
159. 1998/09/10 15:49EZN DFESTC1135.5
160. 1998/09/10 15:51SEBN WSPOTC2158.9
161. 1998/09/10 16:00SSTB WSPOTC2164.4
162. 1998/09/10 16:00STB DSPOTC2164.4


No.56 1998/09/10 16h26m(UT)
ω1=158.1 ω2=180.1
Seeing:5-6/10 Transp.:1-3/5 x200
  • CM後方でSTBが南側に拡散して太くなっている
  • mid-SEB outbreakの白斑郡は後方のものほど大きくなっている、実際にはもっとdetailがあり形状も複雑だが掴みきれない
  • CM後方でNEBにriftが見られ、NEBsがやや淡くなっている
CMT観測 (時刻はUT)
163. 1998/09/10 16:36NEBN DSPOTC2186.2
164. 1998/09/10 16:50EZN DFESTC1172.7


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