ALPO-Japan: Jupiter Section (October 5, 1998)

1998年10月 5日の木星

奥田耕司・忍穂井幸夫・林 敏夫


October 5, 1998

●概況
忍穂井氏の画像はSTBの左にDark Sectionがあり、右からBEが見え始めている経度の観測です。奥田氏の画像は、BE、STB WS、FAが捉えられています。FAは小さな白斑として明確に捉えられていますが、BEの経度にはSTZの明部が存在し、BEとして明確な白斑は見えません。BEとFAとの間のSTBにはWSがあり、このWSからFAまでのSTBは太く濃い状態です。奥田氏の画像からの計測では、BEは235度、WSは253度、FAは274度です。

SEBZにはMid-SEB Outbreakの活動が認められ、忍穂井氏の画像のCM左のSEBcに赤いStreakが見られます。Outbreakの後端部ははっきりしなくなりましたが、奥田氏のNo.68のCM付近(II=250)が終端部だと思われます。


忍穂井幸夫 Y.Oshihoi (200mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)



極端な画像処理を適用(伊賀)

Image#54 1998/10/05 12:49(UT)
I= 15.6 II=208.1
NEC Picona 1/7 sec.、3枚コンポジット



奥田耕司 K.Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


Image#67 1998/10/05 13:26(UT) I= 37.4 II=229.8
Image#68 1998/10/05 14:04(UT) I= 60.6 II=252.7

画像強調を適用(伊賀)

S=4/10-5/10 T=8/10 ND4-FIL

  • BE.FAは確認できない
  • STBはCMより後方が濃い
  • SEB内の白斑は相変わらず活発だ
  • フェストンはCMに大きいのが目立つ
  • NEBはリフトが目立つ
  • NTBはハッキリしている


林 敏夫 T.Hayashi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)

No.51 1998/10/05 16:00(UT)
I=132.6 II=324.0
Seeing:3/10 Transp.:3/5 x312

  • SSTBがCM付近で15°程薄くなっている。
  • SEBに濃淡が見られない。
  • NEBnとsに別れて濃淡がある。


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