December 2, 1998

●概況

STBの左端にDark Sectionが横に広がって観測されました。その直後のSTZにできたDark Spotの経度はII=166度です。この暗斑から後方のSTBはきれいに二条に分離されています。CM後方のSTZにBEが観測されました（II=214度）。

SEBZのCM前方にはMid-SEB Outbreakに伴う白斑群が観測され、II=177度辺りまで続いています。SEBcに見られるRed StreakはII=225度にあります。

この経度のNEBは幅も狭く、赤味が強く濃く見えています。また、NTBとNNTBが同じぐらいの濃度と幅として見えています。

池村俊彦　T.Ikemura (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)

極端な画像処理を適用(伊賀)

• SEBが全体に濃度を増し、眼視ではNEBとSEBはほとんど同じくらいに感じます。ピコナの写真ではNEBの方がやや赤っぽいです。
• NEBの北側には全周を取りまく２本のベルトが目立ちます。
• STBの同じ緯度のところは、BEのあたりですが、目立った変化はなく、対比すると北半球の方が活発のようにも見えます。