ALPO-Japan: Jupiter Section (December 18, 1998)

1998年12月18日の木星

安達 誠・前田和儀


December 18, 1998

●概況
安達氏は自宅の31cm反射での観測が死角に入ったために20cmSCでの移動観測に切り替えられました。

STBはII=320度以降から南にシフトして淡化しています。安達氏は大赤斑の前方で再びSTBが見えてきたと報告されています。

STrZのDark Streakは淡いながらも大赤斑から前方に伸びており、SEBsとの間に白斑がII=31度に観測されています(前田氏)。大赤斑はII=69度に位置し、南側のアーチ構造は見えなくなりました。

SEBZは大赤斑の前方に赤味の強いSEBsが見られます。大赤斑の北側を除いて、SEBnは淡化している様子です。大赤斑後方のSEBZには顕著な白斑は認められません。


安達 誠 M.Adachi (200mm SC, Drawing)


No.130 1998/12/18 08h00m (UT)
ω1= 0.0 ω2=349.2
Seeing:5/10 Transp.5/5 ×286
  • 今期初めての20cmSCでの観測。
  • EZsの中央のFestoonの内側にある明部はNEBsに伸びているようにも見え、Riftができかけなのかもしれない。


No.131 1998/12/18 08h44m (UT)
ω1= 26.5 ω2= 15.8
Seeing:5/10 Transp.5/5 ×286
  • STBは今までになく見やすくなってきた。
  • 大赤斑前方のSTrZ Bandはかなり濃くなってきたように見える。


前田和儀 K.Maeda (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.24 1998/12/18 08:30(UT)
I= 18.7 II= 8.0 III=148.8
NEC PICONA 1/7秒

SSTBのCM左の暗斑はCCD上のゴミと思われます(伊賀)。

極端な画像処理を適用(伊賀)

No.25 1998/12/18 09:14(UT)
I= 45.2 II= 343.3III=175.1
NEC PICONA 1/7秒



極端な画像処理を適用(伊賀)

No.26 1998/12/18 09:26(UT)
I= 53.0 II= 42.0 III=182.8
NEC PICONA 1/7秒

SSTBのCM右の暗斑はCCD上のゴミと思われます(伊賀)。 <

極端な画像処理を適用(伊賀)

No.27 1998/12/18 10:14(UT)
I= 81.8 II= 70.5 III=211.3
NEC PICONA 1/7秒



極端な画像処理を適用(伊賀)

No.28 1998/12/18 10:29(UT)
I= 91.3 II= 80.0 III=220.8
NEC PICONA 1/7秒

STrZのGRS左の暗斑はCCD上のゴミと思われます(伊賀)。 <

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