ALPO-Japan: Jupiter Section (February 21, 1999)

1999年 2月21日の木星

池村俊彦・堀川邦昭


February 21, 1999

●大赤斑後端部に達したSTBs暗斑
大赤斑の直後にせまっている注目のSTBsのDark Spotが、ほぼ大赤斑の後端部の経度に達しました。経度はII=78度で、緯度はSTBsに位置しています。このDark Spotと大赤斑はつながっているかのように見えます。この後のDark Spotの動きが気になります。さらに後方のII=110度付近にはSTBのDark Sectionが見えてきました。

大赤斑の経度はII=66度で、ほぼこれまでと同様の南半分のオレンジ色のコアが見えています。大赤斑から前方には淡いながらSTBが伸びているようです。左端のII=12度のSTBにかすかな暗斑が見えていますが、これまでの観測がありませんので詳細は不明です。II=35度付近のSTrZの白斑はこの画像では不明です。

SEBZや北半球の活動には変化が見られないようです。


池村俊彦 T.Ikemura (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)



極端な画像処理を適用(伊賀)

No.138 1999/02/21 09:02:58(UT)
I=206.3 II= 59.5 III=217.6
De= +2.2゜E.Dia=34.01"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
3゜プリズム 合成 F36

NEC PICONA 1/7秒 3枚コンポジット


堀川邦昭 K.Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)


No.119 1999/02/21 09h05m(UT)
ω1=207.4 ω2= 60.7
Seeing:3/10 Transp.:1-4/5 x200
  • RSは極めて淡い、後端部に不明瞭なshadeが見られる、STBのdark spotらしい
  • RS後方のSEBは前方に比べて明らかに淡い
CMT観測 (時刻はUT)
385. 1999/02/21 09:18STRZ WRSH C2 68.6


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