ALPO-Japan: Jupiter Section (July 22, 1999)

1999年 7月22日の木星

伊賀祐一、忍穂井幸夫、前田和儀
Y.Iga, Y.Oshihoi, K.Maeda


July 22, 1999(UT)

●Summary
大赤斑の前方の観測です。STBsの暗斑(#2)がII=25度付近にStreak状に見えています。STBは次第に南にシフトし、大赤斑の左上のSTBsの暗斑(#3)まで斜めに見えています。この経度のSSTBはさらに南のSSSTBと一体となった太いベルトで濃く見えています。0度付近では淡い白斑が入り交じったように見えます。

SEBZは南半分のSEBsが赤味が強い濃いベルトですが、北半分のSEBnはずいぶんと淡くなりました。かろうじてSEBnのエッジだけが見えています。

NEBはII=27度にNEBnに湾入したNotch状の模様が見えます。全体としてNEBは、NEBnが濃く所々にBargeが見られます。NEB内を斜めに横切るRift構造も見られ、活発な様子が見られます。

忍穂井氏の画像には、NTBが北に膨らんだ箇所が2ヶ所見られますが、これはNTZのBargeです。伊賀の画像の左端にこれらの後方のBargeが見られます。


Yukio Oshihoi (210mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)

No. 9 1999/07/22 16:43:44-16:45:02(UT)
I=183.2 II=321.8 III=160.1
De= +3.3゜E.Dia=40.07"
210mm Newton(F5)
NEC Picona 1/7sec
2 images composite


強調画像:伊賀
  • この日は薄曇りの上にシーイングも悪かったので合成Fを落として撮影しましたが、良い画像に乏しくボケたものばかりでした。


Kazuyoshi Maeda (350mm Newton, Digital still camera NEC Picona)

No. 15 1999/07/22 18h01m(UT)
I=230.2 II= 8.4 III=206.3
350mm Newton(F5)
NEC PICONA 1/7sec


強調画像作成:伊賀

No. 16 1999/07/22 18h07m(UT)
I=234.2 II= 12.3 III=210.7
350mm Newton(F5)
NEC PICONA 1/7sec


強調画像作成:伊賀

No. 17 1999/07/22 19h07m(UT)
I=270.5 II= 48.4 III=246.7
350mm Newton(F5)
NEC PICONA 1/7sec


強調画像作成:伊賀

Yuichi Iga (280mm SC, Digital still camera NEC PICONA)
No. 34 1999/07/22 18h18m(UT)
I=240.7 II= 18.8 III=217.1
280mm Schmidt-Cassegrain, XP24mm(f/39)
NEC Picona 1/7sec, 3 images composite
Seeing:5/10 Transp.:2/5
  • 梅雨明け後にようやく観測できましたが、シーイングがあまり良くない。
  • 大赤斑が右端に見えてきた。
  • STBは中央から後方で右上にシフトして斜めに見える。CM付近がSTBsの暗斑(#2)であるがボンヤリとしている。大赤斑の左上にSTBsの暗斑(#3)があるようだ。
  • SSTBはSSSTBと一体となって太いベルトで、CM付近には淡い白斑状の模様が見える。
  • SEBは赤味にあるSEBsが濃く見えているが、SEBnは淡化していて北縁のエッジがかろうじて見えている。
  • NEBnだけが赤味が強く、所々にBargeが見える。またNotch状にNEBnが湾入している。
  • NTZの左端にBargeが見え、経度はII=346度である。


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