ALPO-Japan: Jupiter Section (August 18, 1999)

1999年 8月18日の木星

唐沢英行、中西英和、前田和儀、米山誠一
H.Karasawa, H.Nakanishi, K.Maeda, S.Yoneyama


August 18, 1999(UT)

●Summary
マージが予想されているBE/FAが、唐沢氏・前田氏・中西氏の画像で捉えられました。BEは108度、FAは123度で、まだ15度離れています。まだ2つの白斑の間のSTBの小白斑も健在のようです。

大赤斑は65度付近に位置しています。大赤斑後方のSEBZには小さな白斑が見られますが、活発な活動は見られません。SEBcを境界として南北に区切っていて、全体として淡くなっています。

NEB内部には大きなRift構造が東西に流れています。NEB北縁には大きな湾入も見られます。

米山氏の観測はII=156度付近の観測で、STZの新しいWhite AreaがCM後方に見られます。


Hideyuki Karasawa (300mm Newton, Digital video camera Panasonic NV-QJ100 3CCD)

No. 14 1999/08/18 17h17m(UT)
I=147.1 II= 79.5 III=285.0
16 frames composite

300mm Newton(F6.5)
Digital Video camera Panasonic NV-DJ100 3CCD
画像強調:伊賀
  • 中央のゴーストを防ごうと接眼レンズをニコン製から高橋製にしてみましたが、変わらず像が暗くなってしまいました。元に戻しました。他の方法を探ってみます。
  • BE-FAは16日よりハッキリしなくなったように思います。ハッキリ写らないのは、他の原因でしょうか?シーイングが良くないのが原因かも知れません。
  • 木星の中央に来るまで待てなかったのが残念です。

Kazuyoshi Maeda (350mm Newton, Digital still camera NEC Picona)

No. 34 1999/08/18 17h47m(UT)
I=165.7 II= 97.9 III=303.4
350mm Newton(F5)
NEC PICONA 1/7sec


強調画像作成:伊賀

No. 35 1999/08/18 18h02m(UT)
I=174.5 II=106.6 III=312.1
350mm Newton(F5)
NEC PICONA 1/7sec


強調画像作成:伊賀

Hidekazu Nakanishi (200mm Maksutov-Newton, Starlight Xpress MX5-C Cooled CCD Camara)

No.10 1999/08/18 17:56:40(UT)
I=171.5 II=103.7 III=309.2

ALTER8N 200mm Maksutov-Newton, Or12.5mm(f/50)
Starlight Xpress MX5-C, 1.0 sec

BEとFAがはっきり確認できます。まだマージまで間があるようです。
NEBは複雑な構造を見せていてます。


Seiichi Yoneyama (200mm Newton, Digital still camera NEC Picona)

No. 4 1999/08/18 19:23:48(UT)
I=224.4 II=156.1 III= 1.7
De= +3.4 E.Dia=43.68"

200mm Newton(F4)
1500m Extender + LV20mm (f/28)
NEC PICONA 1/7sec,
5 frames composite
Seeing:3/5 Transp:5/5

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