1999年10月30日の木星

安達　誠、伊賀祐一、奥田耕司、新川勝仁、松田昭市
M.Adachi, Y.Iga, K.Okuda, M.Niikawa, S.Matsuda

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October 30, 1999(UT) Summary

Makoto Adachi (310mm Newton, Drawing)
	No. 78 1999/10/30 11h27m(UT) I=309.1 II= 46.2 III=271.1 310mm Newton, x400 Seeing:4/10 Transp.:3/5 GRSの後方のSEBが今日は，今までになく，淡くなったように思う。 NEBnが緯度方向の凹凸が非常に減り単調になった。 GRSは北側の端がやや黒くなり，今まで見えなかった部分が判りやすくなった。スケッチではGRSを小さく描きすぎてしまった。本当はもう少し大きく，Bayいっぱいに広がっている。 SEBnはこのロケーションではやや暗い。 NTBsには背の低いプラットホームがあるようだが，シーイングが良くなく，はっきりしない。 SSTBs was a solid dark belt. There is a dark spot on the northern edge of GRS.
	No. 79 1999/10/30 12h30m(UT) I=347.5 II= 84.2 III=309.1 310mm Newton, x400 Seeing:7/10 Transp.:5/5 SEB内部に目立つ暗柱も白斑もなく，のっペりした姿になってきた。 NPRには微妙な大きなダークセクションがあるが，目立つ程ではない。 NTBには非常に背の低い出っ張りがある。 NEBsの切れ目の白斑はとてもよく目立つ。大きなリフトに成長するかもしれない。 GRS後方のSEBは少し暗く描きすぎたかもしれない。中の模様はコントラストが低くとても見えづらい。 FAとBEは，ほぼ同じ明るさ。マージの気配は感じられない。 SEB was blurred and faint. There were a few dark section on NTBs. Bright spot fromed pn NEBs. NEB became bold. There were two LEBS 14deg. apart.
	No. 80 1999/10/30 13h12m(UT) I= 13.1 II=109.7 III=334.6 310mm Newton, x400 Seeing:8/10 Transp.:5/5 GRSの内部の様子は急に分からなくなってきた。 EBはもっと複雑な見え方をしている。 STBの南に接するようにあった白斑は小さくなり明るさも落ちた。 SEBの幅が広くなった。また，内部はコントラストが低く，とても見づらい。よく見ると，濃く見えていたときと同じような模様が見えている。こんこととSEBの淡化は関係があるかもしれない。 EB appears to be more complexed. WS on STBn was not especially bright. SEB became wide band. SEBZ was obscure seen. The bright spot on NEB looks bright for EZ plume.
	No. 81 1999/10/30 14h15m(UT) I= 45.4 II=141.6 III= 6.6 310mm Newton, x400 Seeing:4/10 Transp.:5/5 EBはエッジもはっきりしていて立派に見える。よく見るとよじれたようになっている部分もある。 SEBは白斑や暗斑などの目立った模様はなく，どちらかといえば単調である。 NTBは南北両組織ともに小さな暗斑がたくさん見られる。 SEBZ was considarable obscuration. I cannot recognized dark spot on STBn. NTB has some many dark spot.
	No. 82 1999/10/30 14h38m(UT) I= 65.6 II=161.6 III= 26.6 310mm Newton, x400 Seeing:(2)5/10 Transp.:5/5 この付近のSEBnは見えないに近い。 SEBは右端から少しずつ濃くなっているらしい。 STBnがシャープで濃く見えてきた。 SEBn is dark and clearly seen. NEB is very complexed seen.

Yuichi Iga (280mm SC, Digital still camera NEC PICONA)
	No. 77 1999/10/30 11h46m(UT) I=320.7 II= 57.8 III=282.7 280mm Schmidt-Cassegrain, XP24mm(f/32) NEC Picona 1/7sec, 4 frames composite Seeing:7/10 Transp.:2/5 STBnが大赤斑の前方に淡く伸びている。 BEは縦長に見え、前端のDark Columnが太くなっている。 大赤斑の北半分は明るい。 NTBsにjetstreamの暗斑がいくつか見えている。
	No. 78 1999/10/30 12h18m(UT) I=340.2 II= 77.1 III=302.0 280mm Schmidt-Cassegrain, XP24mm(f/32) NEC Picona 1/7sec, 5 frames composite Seeing:6/10 Transp.:2/5 BEの南側は開いたままで大赤斑を通過している。 FAはやや南寄りで色は黄色である。間の小白斑がかろうじて分る。 大赤斑後端とSEBsがStreakでつながっているように見える。 NEBは比較的濃い。

Koji Okuda (250mm Newton, BITRAN BT-01 Cooled CCD Camera)

1999/10/30 12h53m(UT) I= 0.2 II= 96.9 III=323.0 250mm Newton, BITRAN BT-01, LRGB Seeing:4/10 Transp.: 8/10

コメント BEの下の明部が目立ち、BEがだるま型に見える BE FA間のWSは、はっきりしないが、B画像で確認できる

カラー合成に使用したフレーム

Masahito Niikawa (280mm SC, Digital still camera Minolta DimageEx1500)

1999/10/30 14h43m51s(UT) I= 69.1 II=165.3 III= 30.2 7 frames composite 1999/10/30 15h11m06s(UT) I= 85.7 II=181.8 III= 46.7 10 frames composite 1999/10/30 15h23m07s(UT) I= 93.0 II=189.0 III= 53.9 8 frames composite 1999/10/30 17h18m36s(UT) I=163.4 II=258.8 III=123.8 6 frames composite 1999/10/30 17h47m00s(UT) I=180.8 II=276.0 III=140.9 3 frames composite Telescope : C11 (SC) D=280mm fl=2800mm Camera :Minolta DimageEx1500 Digital Camera taking lens removed Effective F No.: 25 (XP24mm Eyepiece Projection) Filter: IR cut & Low-pass built-in the camera Obs.site : Mozuhonmachi Sakai-City Osaka Japan Exposure : 1/8 sec Analog gain:6dB Seeing:5->2/10 Transp.:3/6 Image Processing The Maximum Entropy Method deconvolution after composite of the original taking images. And enhanced with the unsharp masking method.

Syoichi Matusda (300mm Schmidt-Cassegrain, Cooled CCD Camera BITRAN BJ-32C)

No. 6 1999/10/30 15:59:49(UT) I=115.4 II=211.2 III= 76.1 300mm Schmidt-Cassegrain, XP24mm(f/30) BITRAN BJ-32C 1/4sec 2 frames composite Seeing:4/10 Transp.:3/5 Enhanced by Y.Iga

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