Mars Image on April 26, 1999 (ALPO-Japan)

1999年 4月26日の火星

池村俊彦、新川勝仁、米山誠一
T.Ikemura, M.Niikawa, S.Yoneyama


Toshihiko Ikemura (310mm Newtonian, Digital still Camera NEC PICONA)
1999/04/26 14:00:30(UT) Ls=129.93゜ CM=327.95゜ 2枚コンポジット 1999/04/26 14:28:30(UT) Ls=129.94゜ CM=334.78゜ 3枚コンポジット 1999/04/26 15:58:00(UT) Ls=129.97゜ CM=356.61゜ 4枚コンポジット De=+18.97゜Dia=16.11" 31cm F5 Xp8mm, 3゜プリズム, 合成 F70 NEC PICONA 1/7秒 (強調画像:作成伊賀)
観測コメント
2時間ほどねばりましたが、シーイングが悪く、平均2/5時々3/5 瞬間的に4/5 という状況でした。
美しくは写りましたが、突発的な雲等はみあたらないようです。
北極冠付近は丸い雲に覆われていて、この中に針の先ほどの北極冠があるはずですが、見えません。
ヘラスは白く見えていました。前回の様な青っぽく輝くほどではなく、白く覆われているという感じでした

Seiichi Yoneyama (200mm Newtonian, Fuji REALA ACE100)
撮影データ
1.撮影日時 : 1999年4月26日 15時25分(UST)
2.望遠鏡  : 口径200mm x 焦点距離 800mm ニュートン反射鏡
		2.5mm接眼レンズ 合成焦点距離 42,400mm 合成F値 212
3.フイルム : Fuji REALA ACE 100
4.露出時間 : 1秒
5.撮影場所 : 横浜市富岡西光が丘公園
6.状態   : 透明度 4/5、シーイング 3/5
7.火星情報 : Ls=130.0°,CM=348.6°,De=+18.8°,Dia=16.13″

Masahito Niikawa (280mm SC, Digital still camera Minolta DimageEx1500)
1999/04/26 16h18m50s(UT)
Ls = 130.0, CM = 1.7, De = +4.9, Dia = 16.1"


Telescope : C11 (SC) D=280mm fl=2800mm
Camera : Minolta DimageEx1500 Digital Camera
         taking lens removed
Effective F No.: 43 (Or18mm Eyepiece Projection)
Filter: IR cut & Lowpass built-in the camera
Obs.site : Mozuhonmachi Sakai-City Osaka Japan
Exposure : 1/8 sec
Seeing:2/10 Trans 2/6
Image Processing:
  • the Maximum Entropy Method deconvolution after composite of the original taking images (the left images).
  • Enhanced the leftmost images with the unsharp masking method (center).
  • Enhancing the Blue channel layer images with contrast adjustment (the left images) for easy detection of atmospheric phenomena and, hue of these images are inverted (the right images ). The Blue haze is shown as yellow.

青色強調画像はこちら

(JPEG 34KB)
Remarks:
  • I could take only one fairly good image because of bad seeing.

Mars Today (Makoto Adachi)

24日に池村さんが撮影されたところとほとんど同じ場所の画像になりました。

一見してSyrtis(シルチス)の上にかかっていた雲が淡くなっている様子がよく見られると思います。Aurorae(オーロラ)からAcidarium(アキダリウム)にかけてのもやは,相変わらず存在しますが,Boreum(ボレウム)の雲は拡散して,南側に広がる大きなもやと同じようになってしまいました。

今回の画像では,暗い部分についていえば南半球のNoachis(ノアキス)が今までよりも暗くなって本来の姿を見せているということです。この付近一帯にかかっていた雲はどうやら消えたようです。


ALPO-Japan Mars Section