土星観測報告 No.3

横倉 敏雄(茨城)

天文ガイドの惑星ガイドのコーナーに名前が掲載されている横倉氏から、今シーズンの土星のベルト状暗班についての報告が寄せられました。当会の浅田秀人氏がCCDカメラでスケッチを取り込みました。


土星スケッチ JPEG:9KB
1996.7.26 01h34m
25cm反射赤道儀(宇治天体精機,ゼロデュア田阪鏡) fl 1807mm
Or-4(ツァイス・イエナ)451x,
Or-6(ツァイス・イエナ)301x,
ST-6(モノセントリック)301x,HiOr-2.8 645x
Seeing 6〜7/10,透明度 3/5
 今シーズンの初スケッチ.今までの年は,衝の時の形で通年で型を使用していたが,今年から数値に合わせて,環の傾きを修正して,描くことにした.
 いつの間にか,夜半前に昇るようになった.
 やはり,環のある土星は良いものである.A環の中央〜エンケにかけて,明るい部分がある.環は太陽の光が足りないのか,グレー(冷調)が勝って見え,本体より暗い.
 本体は,SEBが活発であり,2条になっている.
 南極圏にも太く目立つ帯があり,南極点が明るく感じられる.
土星スケッチ JPEG:9KB
1996.9.16 21h55m頃のイメージ・スケッチ
25cm反射赤道儀(宇治天体精機,ゼロデュア田阪鏡) fl 1807mm
ST-6(モノセントリック)301x,
Or-4(ツァイス・イエナ)451x
Seeing 9/10,透明度 3/5
 この夏,最高のシーイング。ピタリと決まって,動かない像に胸がときめく.
 昨日から気になっていたが,スーパーシーイングのもと,SEBの北側に発達した,著しい暗斑(縞?)が確認できた.白斑をともない,SEBとほぼ同等の濃度で見えている.
 NEBに2ヶ所,フェストーン状に立ち上がった部分が見えるので,これも暗斑の影響と思われる.