日本語 NTropZアウトブレークについての中間報告 by John H.Rogers


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日本語 NTropZアウトブレークについての中間報告 by John H.Rogers


日本語 NTropZアウトブレークについての中間報告 by John H.Rogers(和訳 三品)
                                                                   
       ジョン・ロジャース(英国天文協会)&ミシェル・ジャクソン(JUPOSチーム) 2009 7月14日

 私たちは6月前半にNTropZ(GRSの遥か北方)で突然写った顕著な暗斑に注意を向けた。
現在この位置のアウトブレークは、より複雑になった、そして、私たちはそれは、たぶん新らたな
NEB拡幅事象の始まりである--SEB復活と同等の北半球の事象だと考えている。
 ここで、私たちは、一連の画像(図1)と暗斑の経度図(図2)を使い、これまでのアウトブレークに
関して報告する。
(画像を送った皆さんのおかげで、ここに、その現象を抜き出して示すことができた。)

 3つの同様の暗斑が同じ位置で連続して写された:L2~136(およそL3~223)。以前、5月に、NEBnからの
プロジェクションがここにあった。そのプロジェクションは、3月に際立った暗いバージがあった位置にある。
5月には、プロジェクションが明瞭であった。
 5月の下旬に、mid-NEBアウトブレーク(明るいリフト)の1つがこのポイントを通過していて、新しい明るい
雲が噴出して(5月21日〜23日)、暗いプロジェクション(5月28日)が北に突出した。その結果、ジェット気流を
後退させるNEBnに交錯している。
 6月1日までには、NTropZで新しい暗斑を形成し、急速に、惑星で最も暗い斑点になった。20度Nで、
DL2=-62度/月で前進している。
 6月16日に、2番目の暗斑は、元の経度で写って、一番目の暗斑のように前進している。(19.5度N、-42度/月)
しかし、その間、最初の斑点は、再び南へ移動して、(18.5 -> 16.5 度N、+20度/月)、後退した。
2つの斑点が、6月30日に合体しないで、接触していたが、互いにやり過ごした。次に、斑点1は不安なNEBnに
沿って出現源の位置に向かって動き追跡するのが難しくなった。
 その間、同様の、しかし、より小さい斑点は、3分の1に、6月30日に出現源から出て来て、また、前進した。
プロジェクションにはやや赤い色がしばしばあったが、NTropZ斑点は暗い灰色である。メタンバンド画像では、
それらは暗い。
 長命の白斑Zは、急速にアウトブレークの源にアプローチしていて、アプローチするとき、さらなる扇動を
引き起こすかもしれない。
 今年、白斑Zは20度NでNTropZでNEBnと小さい輝く斑点で明るいベイを形成している。-12度/月で動いている。
6月5日〜20日、NEBnの暗いプロジェクションはDL2=+39度/月でそれを過ぎて絞りこまれた。NEBnジェットに関
する一貫性を持た特徴、後退速度が最も速いものの1つがここである。この特徴は主なアウトブレークのすぐ前
で大きなNEBリフトから作成されたかもしれない。
 7月1日に、白斑ZがL2=175にあった、(40度。アウトブレークの後端)、NEBnはこの間隔で小規模の撹乱を見せ
ている。
 アウトブレークは珍しい、しかし、よく記録された現象の事例である。(乱流NEBリフトは、それでサイクロン
のバージを通過して、後退しているNEBnジェットに交錯していて、活発に外へ飛び出した北向きの明るい、
そして/または、暗い物質の噴出を発生させて、NTropZで高気圧性の暗斑を形成する)。暗斑は、茶色か、または
灰色であるかもしれない。メタンバンドでは暗い。(その結果、彼らはジェット気流の高気圧性の渦である
ジェット気流の斑点に類似しているが、通常、より遅く動く高気圧性の楕円白斑はメタンバンドで明るい。)
 これらの暗斑は、現在のもののように前進するか、または振動しているかもしれない。
 非常によく似たアウトブレークは過去、1993と1996年のものが顕著でNEB拡幅事象を起こした、そして、
同様のアウトブレークは1999-2000と2004年の、より広く分散したNEB拡幅事象の初期段階に起こった。
 これらの事象が1988年以来の3-5年ごとに起こったので、私たちは2009年にも起きると予想している。
 現在のアウトブレークは正にたぶんこの出来事の始まりである。(それは、翌年中にすべての経度のNTropZに
NEBを広げることに通じる)。

付録:
最近のNEB拡幅事象のリスト:
1988 (BAAレポート):
 重要な始まりは、太陽との合の直前で観測は不十分であった。
1993(JBAA103p.157、および未発表のBAAレポートの中間報告)--現在の事象と同様の重要な始まり。
1996(BAAは報告する)--同様の重要な始まり。
1999- 2000(BAAレポート)--1999年のNEBnからの不規則なプロジェクション(特に突然形成された
 小さい茶色のSpot(LBS))は2000年に成長した遅くて広く分散されたNEB拡幅事象に通じた。
2004(私たちのメール報告)--数個のLBSsがNEBリフトの後で写って、これらの4番目は次に起こった
より大規模なNEB拡幅事象が1つの焦点であった。
(LBSsは現在の暗い灰色の斑点と同様であった。1999と2004年の両方では、LBSsはNEB拡幅事象の初期段階に
振動した、斑点1が現在しているように。)
(より早期の、そのような事象は'Giant Planet Jupiterno第8章で説明される。)

Dr. ジョン・H.ロジャース    英国天文協会木星セクション・ディレクター



John H. Rogers,Ph.D.    Jupiter Section Director,
[British Astronomical Association.]

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