火星 ALPO-Japan Latest

Mars Image 2019/05/04(UT)
柚木健吉,伊藤了史,安達 誠

K.Yunoki,S.Ito,M.Adachi

Kenkichi.Yunoki

[Kenkichi Yunoki  (Sakai City,Japan)]
≪大阪府  堺市  柚木健吉≫

Satoshi Ito
突発的に風が吹く時もあり、不安定な気流状態でした。

≪愛知県  春日井市  伊藤了史≫[Satoshi Ito. Kasugai City,Aichi,Japan]

Makoto Adachi
 今シーズン最後のチャンスだと思い、ダイニック・アストロパーク・天究館に出かけた。
60pを14時ごろから火星に向けて覗いていたが、黄砂の影響かコントラストが低く、見え味が悪い状況が続いた。
17時近くになり、太陽高度が低くなるにつれ、コントラストが上がってくるので、16時50分から赤フィ
ルターを使って、観測を開始した。青空だが、R60フィルターを着けると、模様が見えるようになる。
 赤フィルターだとSinus Sabaeusが気流の良くなった瞬間に確認できる。
また、Mare Acidariumは最も濃い模様として見えていた。日中だとこの程度の観測が限界だろう。
 さらに太陽高度が低くなると、火星像もオレンジ色になり、赤フィルターを使わなくても観測できるようになってきた。
最も注目していた北極冠は、白っぽく見えるが、この見え方では北極感冠かどうかは分からなかった。
しかし、3枚目の観測をした時には、真っ白く細い姿が見えて、北極冠らしい見え方を肉眼で見ることができた。
 3枚目のスケッチを取っている時にDeucalionis 付近がほんのり明るく感じられた。柚木氏や伊藤氏の観測を総合すると。
どうやらこの位置に小規模なダストストームがはっせいしているようだ。肉眼で見られたのは幸いだった。
 

 
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≪滋賀県  大津市  安達  誠≫[Makoto Adachi:Siga Japan]

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