火星 ALPO-Japan Latest

Mars Image 2020/08/19(UT)
荒川 毅,石橋力,井上 修,佐々木一男,畑中明利,安達 誠,鈴木 隆,黒田瑞穂,熊森照明,遠藤宏次,柚木健吉,皆川伸也,山崎明宏,近内令一,中野雄吉,阿久津富夫,尾崎公一
Javier Beltran Jovani,Antonio Lasala Garcia,Vinicius Mansano Martins,David Arditti
Javier,T.Arakawa,A.Lasala,T.Ishibashi,O.Inoue,K.Sasaki,A.Hatanaka,M.Adachi,T.Suzuki,M.Kuroda,T.Kumamori,K.Endo,K.Yunoki,V.Martins,N.Minagawa,A.Yamazaki,R.Konnai,Y.Nakano,T.Akutsu,D.Arditti,K.Ozaki

解説(安達)/ Comment by Makoto Adachi
 Javier Beltran Jovani氏の画像では、SPCの外形がよくわかる。偏心しているため、この位置からだと、全体の形が分かる。南極冠付近
のダストストームは、荒川・石橋・皆川・近内・阿久津富夫氏の画像を見ると広がってきている様子が分かる。また、発生源になっている
SPCが黄色くなっている様子は、柚木・近内氏が記録している。
 ミッチェル山は、SPCからずいぶん離れて見えるようになった。いつまで見えているかを記録したい。近内氏の画像ではAetheria (240W;+40)
の暗斑が見えている。雲に覆われて、見えないことが多かったが、ようやく、いつも通りの姿になっていることが確認できた。今年は
Deucarionis resio ( 330W~10W,-15)が細く暗くなっているが、David Arditti氏の画像で、その様子がはっきり記録された。

The image of Mr. Javier Beltran Jovani shows the outline of the SPC. SPC is eccentric,so you can see the overall shape of
the SPC from this position. The dust storm near the South Pole can be seen to have spread from the images of Mr. Arakawa,
Ishibashi,Minagawa,Chichi,and Tomio Akutsu. In addition,Yunoki and Konnai have recorded that the SPC,which is the source,
has turned yellow.
Mount Mitchell has come a long way from the SPC. I want to record how long I can see it. The dark spot of Aetheria (240W;+40) is
visible in Mr. Konnai's image. I could not see it because it was covered with clouds,but at last I could confirm that it looked as usual.
Deucarionis resio (330W~10W,-15) was thin and dark this year,but it was clearly recorded in the image of Mr. David Arditti.

(by 20 observations; reported by Makoto Adachi)

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Javier Beltran Jovani

[Javier Beltran Jovani:Castellon-Spain]

Tsuyoshi Arakawa

≪奈良県奈良市  荒川 毅≫[Tsuyoshi Arakawa:Nara Japan]

Antonio Lasala

[Antonio Lasala :Morata de Jalon:Spain]

Tutomu Ishibashi
雲が去来する中での撮像でした。AutoStakkert3でスタックサイズを72で行ったら、切り傷のようなノイズが2本でました。
スタックサイズを200にしたら、上手く行きました。この後は、雲が来て撮れませんでした。

(Tutomu-Ishibashi Kanagawa-P Japan)
≪神奈川県  相模原市  石橋力≫

Osamu Inoue

≪大阪府  枚方市  井上  修≫[Osamu Inoue. Hirakata-shi,Osaka,Japan]

Kazuo Sasaki

[K.Sasaki:Ohsaki-City Miyagi-Prefecture Japan]
≪宮城県大崎市  佐々木一男≫

Akitoshi Hatanaka
昨夜は、雲に覆われて木星は見えませんでしたが。火星はよく見えました。エリシウム山が、小さく写っています。
シルチスの北にも山らしきものがあり、位置はL=270.8° +33.8°付近地図を見てもそれらしきものは見当たりません。

≪三重県熊野市  畑中明利≫[Akitoshi Hatanaka:Kumano Mie Japan]

Makoto Adachi
今季最も良いシーイングだった。時々輪郭が乱れるものの、見たいものはほぼ全部見えた。
ただ、見極めたい模様はいずれも淡く、形のないものばかりで疲れた。いつもに泣く集中して、4枚目はあきらめた。
8月18日に熊森さんが報告されたエッジダストストームは、何とか見えたが、淡く、見るのには限界だった。
Phlegra(190W,+35)、の暗部や(Elysium;215W,+30)の明部、(Aetheria;240W;+40)の暗斑もかろうじて分かったが、いずれも限界。
(Mare Cimmerium;W180~W250,-40~0)のゴメルは東側の1本はつまようじのようにシャープに見えるが、西側はぼんやりした暗部としか見えない。
今まではこの両方が一つの暗部のように見え&いたが、完全に見え、先端が黒い砥_になっている所も確認できた。シャープに見えて気持ちがいい。
火星面は、低緯度地方は結構赤く、砂漠色になっている。だが、何もない時のような赤さには達しておらず、ダストが残っているなあという見え方だった。
 

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≪滋賀県  大津市  安達  誠≫[Makoto Adachi:Siga Japan]

Takashi Suzuki

[Takashi  Suzuki  (Hachiouji-City Tokyo  Japan)]
≪東京都八王子市  鈴木  隆≫

Mizuho Kuroda

≪黒田瑞穂 : 兵庫県 太子町≫[Mizuho Kuroda : Taishi Hyogo Japan]

Teruaki Kumamori
昨夜と違って蒸し暑く、湧いてくる雲を避けての撮影でした。

≪大阪府堺市 熊森照明≫[Teruaki Kumamori:Ohsaka Japan]

Koji Endo
シーイングが良かったのでVMC200Lの代役の15cm反射(300倍)でも南極冠や北縁の白雲、主な模様が良く見えました。

≪埼玉県越谷市 遠藤宏次≫[Koji Endo : Saitama Japan]

Kenkichi.Yunoki
BE-にZWO Lを重ねたフィルターで撮影した。地表の暗色模様は全く写らず、のっぺりした像であり。
IDASによれば、BE-410は火星の水蒸気検出のためのものであると言う。と言うことは、この画像では水蒸気や氷晶は存在していないということになる。
l無しの単独で、ブルークリアリング検出のものとは書かれていない。

[Kenkichi Yunoki  (Sakai City,Japan)]
≪大阪府  堺市  柚木健吉≫

Vinicius Mansano Martins

[Vinicius Mansano Martins : Ribeirao Preto - SP,Brazil]

Nobuya Minagawa

≪東京都  立川市  皆川伸也≫[Nobuya Minagawa:Tokyo Japan]

Akihiro.Yamazaki
夜半前のシーイングは、まったくだめですが、火星撮影の頃は毎回Goodです。この繰り返しです。

《東京都町田市、山崎明宏》[A.Yamazaki: Machida Tokyo Japan]

Reiichi Konnai
シーイングはかなり良くて、画像処理の参考に日課となっている60℃俯視双眼装置700倍での眼視チェックでは
アントニアディのスケッチをシャープにしたような凄い像を楽しめました。
南極冠周囲の色調からは若干のダスト活動があるようにも感じられました。
I am attaching here my latest images of Mars taken under favorable
condition. 700X view through a binocular viewer was just stunning,
like Antoniadi’s drawings. Some dust activity just north off the SPC?

<<福島県石川郡石川町 近内令一>>[Reiichi Konnai : Ishikawa Gun,Fukushima,Japan]

Yuukichi Nakano
 

≪大分県大分市 中野雄吉≫
[Yuukichi Nakano : Ohita-Ohoita prefecture Japan]

Tomio Akutsu

≪茨城県 : 阿久津富夫≫

David Arditti
View of  Sinus Sabaeus,Sinus Meridiani and Mare Erythraeum.
The ‘Mitchel mountains’ split in the SPC is clear,though we now know they are not mountains.

[David Arditti: Edgware Middlesex HA8 5LW: United Kingdom]

Kimikazu Ozaki

[Ki.Ozaki,Sobue Inazawa Aichi JAPAN]
≪愛知県稲沢市祖父江町  尾崎公一≫

ALPO-Japan Latest Mars Section
2020/08/20
2020/08/18