天文ガイド 惑星サロン2016年4月号 (No.163)三品利郎

1955年4月11日は何の日?

例えば,"during MY 24 and MY 26"のように、"MY"あるいは"Mars Year"という年を表す単 位が火星の論文で使われることがあります。米国惑星協会のWEB(*1)の解説によると、 "Mars Year”は1955年4月11日に火星の北半球が春分を迎え、Ls(Solar Longitude)=0にな るので、この日を1年1月1日とし、火星の公転期間を1 Mars Yearとする火星用の紀年法で す。

1 Mars Yearは668火星日(sols)で、地球の684日になります。1955年4月11日〜1957年2月 25日までがMY1となり、2015年6月18日〜2017年5月4日はMY33となります。

R.T.Clancy氏らが2000年に発表した論文(Journal of Geophysical Research, 105, P9553-9572)の中で、マリナー9号からMGSまでの探査機や地上から観測された火星大気の データを比較し、火星の季節変動を解析するために、この"Mars Year"を使ったことが始 まりです。

Mars Yearを計算する"Earth Date to Martian Solar Longitude Conversion"という WEB(*2)もあります。図はそのWEBで2016年4月5日をMars Year変換したところです。MY33 の5月で通算284sol、Ls=132.6°となります。

*1) http://www.planetary.org/explore/space-topics/mars/mars-calendar.html
*2) http://www-mars.lmd.jussieu.fr/mars/time/martian_time.html

[図1] Earth Date to Martian Solar Longitude Conversionの画面

前号へ INDEXへ 次号へ