天文ガイド 惑星サロン
2019年4月号 (No.199)
三品利郎

タッチダウン コンファーム

日本時間2018年11月27日早朝、火星探査機インサイト(Insight)がエリシウム平原に着陸しました。 私は早起きして、その様子をYoutubeのLiveで見ました。

ジェット推進研究所の広い統制室の様子が配信されていました。 えんじ色の揃いのポロシャツを着た約百名プロジェクトメンバーが端末画面を見ていました。 600m、400mと探査機が降下して行きました。 20m、17m、そして「タッチダウン コンファーム」と告げられると、一斉に拍手が沸き起こり大歓声が上がりました(図1)。

インサイトは着陸後、直ちに太陽光パネルを広げて探査の準備に入りました。

着陸12分後にマイク・ペンス副大統領が、公式Twitterに祝福と称賛のメッセージを投稿されていました(https://twitter.com/VP/status/1067147358511730689)。

インサイトについては、国立天文台RISE月惑星探査検討室(https://twitter.com/NAOJ_RISE)や、「月探査情報ステーション」(https://twitter.com/moonstation_jp)のTwitterに、情報が随時投稿されています。

[図1] 歓喜に沸く統制室
(NASA/B.Ingalls)

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