
JUICE計画について講演される佐々木 晶先生(画像を拡大)
2006年から6年にわたり、日本と欧州宇宙機関(ESA)が計画し、(途中からNASA, ロシアが参加して)EJSMという計画がありました。数機による同時観測が当初期待していた計画です。最終的には、ESAの JUICEが選定されました。日本はJUICE計画の4種類の観測機の一部の開発を担当します。この木星オービタによる木星探査計画で、特にガニメデ、カリスト、エウロパを対象とするものです。これら3つの天体は、磁場観測からは表面の下にかなりの水を持ち、居住可能性のある環境であると考えられています。2013 年に発見された、エウロパからの氷のプリューム噴出は、新たなターゲットになる可能性があります。
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