近況報告
- 畑中
- 受験、引越しで観測できない。年末位から40cmのピントがおかしい。焦点前後で像が縦長⇔横長に変化する。池村さんも同じ現象とのこと。メッキが厚すぎるのかもしれない。岡山の188cmを見に行った。夕方晴れていたが夕食後曇ってしまい、星は見られなかった。
- 風本
- 仕事が忙しく、土星を2回撮ったのみ。今年は宮古島にも行っていない。4月13〜15日に東京のグループが行って、7〜8/10のシーイングで土星を見たそうです。
- 伊賀
- 昨年6月以降、展開図の作成をあきらめていたが、今年は木星の異変が多く、何とかしたいと思ってプログラムを手直しした。矢印キー等も音声で動かせるよう改造中で、Photoshopも動かせるようになった。持参されたローウェル天文台の惑星写真集(東京地区の例会通信を参照)を紹介された。Amazon.comに古本が出ている。
- 林
- 1月以降観測なし。シーイングが悪く、撮ってはいるのだがカッシーニが出ない。目下休眠状態である。
- 浅田
- 9ヶ月ぶりに来ました。太陽黒点は1月4日に高緯度群が出て、第24期に入った。今回は北側が先行し、南側が遅い。火星は1月中旬まで暖かく、3回観測した。3月から土星を6回観測したが、中緯度の白斑は見えなかった。4月に木星を1回観測した。SEBよりNEBの方が太く見えていた。九条観測所のHP(月惑HPの『メンバー』の中にリンクがあります)に古い観測データをUPしていきたい。
- 福井
- 最近仕事が忙しく、観測できていない。海外の凄い画像を見るとやる気が全く出ない。連休は休めそうなので、晴れたら観測したい。
- 柚木
- 朝弱いので、早朝の木星は見ていない。26cm用に新しい斜鏡を買った(アンタレス、1.8インチ、λ/30)が、使っていない。今の斜鏡は金具も大きく、新しいのを注文中(2.4インチ、石英製)。20cmのメッキをジオマに出そうと考えているが、東大阪にメッキの名人がいるらしく、IK技研の石川さんと探している。先々週、西はりまのメンテに帯同し、赤緯軸、接眼部の調整のお手伝いをしてきた。
- 薄手
- ToUcamで月を撮ったところ片ボケしており、アダプタに対してCCDが傾いているようだ。基板を取り出して箱に入れ替えて使うように改造した。
- 坂本(オブザーバー)
- 米原高校で地学クラブの指導をしている。金星などを写したいのでご指導お願いします。
木星の近況報告 (伊賀) ※詳細は発表資料を参照
最初に南熱帯(STrZ)の新しい模様(2個のリング暗斑)、2007年の南熱帯撹乱、2箇所に発生したmid-SEB outbreak、NEB北端の白斑合体などについて、盛り沢山の説明がありました。その後で、Nature誌に掲載されたA. Sanchez-Lavega等のNTBs outbreakからNTB復活に関する論文の解説がありました。
火星の近況報告 (伊賀) ※詳細は発表資料を参照
2007〜2008年の報告画像を見ながら、2008年2月19日に起こった火星の雪崩(MRO画像)、3月上旬に発生したダストストーム(地上観測とMRO画像)などについての説明がありました。
土星の近況報告 (伊賀) ※詳細は発表資料を参照
2009年9月4日のリング消失についての説明がありました。今回の消失は1回だけで、しかも西の空低いのであまり条件が良くありません。
Tarby’s spotについて (柚木)
2008年4月15日の画像で、土星本体の影が輪にかかる境界付近に明点が認められた。調べてみると、1889年3月6日にBAAのTarbyが同様のコントラスト効果を発見したとのことであったが、このものが目の錯覚なのか、画像処理のまやかしなのかは不明である。継続的に見ていけば何か判るかもしれない。
その他
- 今年の木星会議は11月29〜30日に仙台で行います。
- Webの更新作業は、観測報告を風本、柚木、米山の3氏に、また例会部分を旭川の阿久津氏に分担して行う方向で話が進んでいる。具体的な話はこれから行う。
- 支部例会の参加者増員計画?
- 残りの時間で、Damian Beach氏の惑星撮影法のDVDを鑑賞しました。
- 次回の例会は7月20日(日)、その次は10月26日(日)に行います。
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