月惑星研究会関西支部例会・支部通信 No.792014年07月20日 |
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今回の例会は、開始時になって、安達がノートPCの外部電源を自宅に忘れてきたことから、大トラブルとなってしまいました。電源を何とかしようといろいろ試みたのですが、どうにもならず、結局1時間遅れで、本体付属の充電バッテリーがなくなるまで使うことにして、一か八か、最後までたどり着けるかのばくち状態となってしまいました。結局、最終5時まではもちませんでしたが、大急ぎでまとめてきたものを映し出したり、解説したりと、とんでもないバタバタの状態で終わりました。参加いただいた方には、大変申し訳ないことをしてしい、改めてお詫びいたします。また、支部通信は発行していないことに気が付かず、10月例会の準備の中で気が付きました。誠に申し訳ありません。思い出しながら、打ち出していますがおかしなところがあるかもしれません。 ![]()
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木星の近況(安達)木星は合なので、オフシーズン中ですが、木星会議用に安達が準備したものの中からいくつか紹介しました。(1) SEB GRSの後方かく乱部の白斑3月28日の画像には、GRS後方かく乱部のSEBの中央付近に顕著な白斑が出現した。この部分の白斑の出現は珍しくはないが、明るさを見るとmid-SEB outbreakの白斑のように見えたが、その後、発展することはありませんでした。 (2) SEBの不明白斑のその後木星会議でも話題になった、GRSの前方にあるSEBの白斑は、木星会議後も前進を続けて、明け方になっても続けて見えていると思います。 (3) NNTBでのバージの分裂図のように、NNTBでバージが2つに分裂する様子がとらえられた。 ![]() 土星の近況
土星はこの3月からのカラー画像を並べてみました。いつものように、衝の近くでは環が明るくなる現象が起こりましたが、特別なものはありませんでした。しかし、本体だけに限ってみると、中緯度地方の写り方に大きな差が見つかりました。
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さらに、北極の暗部の大きさも6月には大きくなっていることが分かりました。 土星の変化は緩やかなものが多く、今回のものはその典型のようなものでした。 火星の近況(安達)(1) 4月9日の熊森氏の火星像からHellasの白雲が青ぽく記録されました。注意深く見ると、東側のアウソニア方向に白雲が侵出している様子が見られます。この時期、ヘラスからの白雲が東西方向に広がる様子は、よく見られる現象です。画像ではいくぶん処理の過程で強調された感がありますが、それでも明るい雲の伸びている様子が記録されています。SPCの形成に伴い、南極地方が活動的である様子がわかります。 (2) 朝霧の様子5月に入ると、明け方に出ていた朝霧の活動が弱まりました。いよいよ南極付近の雲の様子に注目です。 (3) 氷晶雲と山岳雲この時期になると、氷晶雲が広がりますが、この時期、成層火山は赤黒い斑点として観測されます。今回もタルシスの成層火山やオリンピア山が赤黒い斑点上に記録されています。肉眼ではなかなか赤黒くは見えないようです。 (4) ダストストームの移動
事務連絡今後の例会予定
10月例会予定 10月19日(日) | ||
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