月惑星研究会関西支部例会・支部通信 No.992019年07月14日 |
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令和になって初めての例会を行いました。支部通信はこの号で99号となり、次回は一桁増えて 大台に乗ります。今回はメンバー8名と三重県から一人のビジターの方が参加されました。三重県 からは生川(なるかわ)さんが来られましたが、この方は安達の知り合いの人で、地元では星空案 内人をされています。ですが、これからは観測をしていきたいということで、見学に来られました。 |
木星の近況(安達)近況を報告することになる安達ですが、晴れると観測。それ以外は公務と、超多忙を極め、十分 に準備することができず、今回も本部の水元さんが作られた資料を基に、様子を確認し合いました。(1) 大赤斑について 先日来、大変化を見せている大赤斑ですが、水元さんが作ってくださっている動画を見ながらフレークがどのように変化しているかを観察しました。GRSの前後に広がる様子を見ながら、 今までにない様子に、ひとしきり見いっていました。 (2) GRSの扁平率(安達) GRSに変化が起こったことで、何か変化が見られないかと思い、GRSの長径と短径を測定し、扁平率を出してみました。その結果は下のようになりました。 (3) STrBが切れる 今まで黒く目立っていたSTrBがとうとうGRSから分離されました。その後のSTrBの変化に注目が集まります。肉眼では、シーイングがわるいとほとんど見えない日もあり、眼視的には厄介な相手ですが、画像でははっきり様子が分かります。 木星のカラースケッチ
最近、カラースケッチをグレードアップしました。1シーズンに数回カラースケッチを試みていますが、なかなか思ったような色に仕上がりません。スケッチ用紙はいつもモノクロで使っているスケッチブックを使っており、画材は色鉛筆です。 惑星用カラーチャートの作成案について(安達) 火星や木星のカラースケッチや画像を見ている時にいつも思いますが、カラーチャートを作成して色のナンバーを付け、「今日の大赤斑は何番の色だった。」と表記できればいいなあと思うのです。それがが月惑星研究会のHPに掲載され、世界中で使われるようになるといいなあなんて夢を持ちます。 会員からの話題(1) カラーからモノクロへ(荒川)今までカラー画像を撮っていて、モノクロの3色合成は手間がかかり、敷居も高く、抵抗が あったのですが、とうとう手を出してしまいました。撮影機材を工夫(電動フォーカスの自作) などをして、なるべく手間がかからないように工夫した結果、それほど苦痛を感じない状態で 撮像できるようになりました。 (2) オーストラリアの遠征報告(黒田)惑星の撮像に行ったのではありませんが、オーストラリアに星を見に行ってきました。西オーストラリアで、日本人もよく泊まられている民宿?に行きました。きれいな星空を堪能されたことが報告されました。 (3) ディローテーションについて(熊森) 最近取り組んでいる内容の報告がありました。安達にはチンプンカンプンで・・・ (4) ちちんぷいぷいに出た!(堀内)せっかくもって来ていただいたディスクが再生できず、見れませんでした。仕方なく、なぜ出ることになったのかなどの顛末を話していただきました。 事務連絡(1) 今後の予定
会場は、いつもの山科アスニーです。初めて来られる方があるときはお知らせください。 (2) 支部の振込先郵便振替 00940-6- 132972 月惑星研究会関西支部 |
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