2008/04/20: The mid-SEB outbreaks in 2008
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The Feature of SEB-STrZ同時に2個のmid-SEB outbreakが発生mid-SEB outbreakはSEB内白斑突発現象であり、SEB(南赤道縞)南部に発生した明るい白斑が、シアーされた帯状流によって東西方向に引き伸ばされて、SEBを前進し続けて、SEBを白斑で埋めつくしていく現象である。 今回のmid-SEB outbreakは、3月13日の発生が観測された11日後には、別な場所にも同時に発生する様子が観測された。 それぞれのmid-SEB outbreakでは、ゆっくりと前進する発生源から7〜10日間隔で明るい白斑が出現している。発生した白斑はシアーされた帯状流によって東西方向に引き伸ばされて、前方に拡がっていく。 mid-SEB outbreakは、2000年以降は毎シーズンのように観測されているが、大赤斑の後方100度以内に発生していて、あまり活発なものではなかった。今回のように、大赤斑の前方に発生したoutbreakは1998年以来のことで、今シーズンは活発なoutbreakの活動が見られるかもしれない。 その他のSEBの状況南熱帯の暗斑が大赤斑に飲み込まれる大赤斑直前のSTrZの暗斑は、 SEBs南縁のドーナツ状暗斑として、 2月25日に II=65.6度に、3月1日にII=71.6度に見つかった。このSTrZの暗斑はかなり高速で後退し、4月9日にII=109.9度の大赤斑の直前まで達し、その後大赤斑に飲み込まれたようだ。 南熱帯攪乱STrD-1、STrD-22月24日のII=242.2度と、2月26日のII=176.3度の南熱帯に暗斑が見つかった。阿久津富夫氏の観測から、この暗斑は近赤外画像でドーナツ状であり、メタン画像で明るい。可視光ではオレンジ色のドーナツ状で、高気圧性白斑(anticyclonic oval)である。 2個の暗斑は、それぞれ昨シーズン発生した南熱帯攪乱STrD-1、STrD-2から形成されたようだ。 STrD-2はドリフトがBAよりやや遅いために、近いうちにBAに追い越されるかもしれない。7月下旬ごろには大赤斑の後方に到達する。 | ||
Animation
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Cylindrical map | ||
Drift chart of the mid-SEB outbreaks |