ALPO-Japan: Jupiter Section (July 10, 2000)

2000年07月10日の木星

伊藤紀幸、嶋田俊之、堀川邦昭
N.Ito, T.Shimada, K.Horikawa


July 10, 2000(UT)

Summary
STB Oval 'BA' is not visible.
合体したSTB Oval 'BA'は、予想ではII=330度付近にあるはずですが、残念ながら白斑らしきものは見当たりません。伊藤氏の画像の右にSTBの断片(Sector)が見えてきていますが、この前端部に位置するものと思われます。もう少し条件が良い時に確認したいと思います。

Toshiyuki Shimada (150mm Maksutov-Newton, Drawing)
No.4 2000/07/10 18h58m(UT)
I=328.1 II=285.1
150mm Maksutov-Newton, x257
Seeing:3->6/10 Transp.:3/5

  • 観測終了近くになってシーイングが良くなった。
  • EZ内は薄暗く、フェストーンもコントラスト低く見にくい。
  • CM付近にSEBが濃くなっている部分があり、そこから左側ではSEBが2条になっていて、右側ではSEBsを残して全体的に淡化している。


Noriyuki Ito (600mm Cassegrain, Digital Video SONY DCR-PC100)

No. 5 2000/07/10 19:00:37(UT)
I=330.6 II=287.6 III=220.0

(Enhanced by Y.Iga)

600mm Cassegrain, K-40mm, Collimated
Digital Video SONY DCR-PC100
composite image


No. 6 2000/07/10 19:11:48(UT)
I=337.4 II=294.3 III=226.8

(Enhanced by Y.Iga)

600mm Cassegrain, K-40mm, Collimated
Digital Video SONY DCR-PC100
composite image

  • 当日は,透明度はよかったもののシーイングは悪く,詳細は不明でした。
  • 報告しようかどうか迷いましたが,STB右端に永続白斑がある可能性があるので報告させていただきました。

Kuniaki Horikawa (160mm Newton, Drawing)

No.9 2000/07/10 19h15m(UT)

ω1=339.8 ω2=296.6
シーイング=5/10 透明度=3/5
16cm反射 200倍
  • 右端にSTBの断片が見えている、先端にBAがあるはずだが確認できなかった
  • SEBsにはprojectionがいくつか存在する
  • CM右に第2のEZs ovalがある、輪郭不明瞭、後方でSEB北側が淡いがriftは判別できなかった
  • NEB太いが、CM後方ではやや細いようだ
CMT観測 (時刻はUT)
6. 2000/07/10 19:10EZN DFESTC1336.8
7. 2000/07/10 19:22SEBS DPROJC2300.8
8. 2000/07/10 19:27EZS WOVALC1347.2


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