ALPO-Japan: Jupiter Section (September 16, 2000)

2000年09月16日の木星

永長英夫、前田和儀
H.Einaga, K.Maeda


September 16, 2000(UT)

Summary

GRS
大赤斑はII=75.3度に位置し、南側のアーチ構造も見られます。大赤斑直後のSEBsが南に盛り上がっており、大赤斑の北側を回ってきた気流の折り返し部分に当たります。
SEBc red spot
明るくなっているSEBZの中央に見られる2個の赤い斑点が、II=112.8度と135.6度に見られ、かなり前進してきました。II=105度付近のSEBZの白斑までの領域が、定常的な大赤斑後方の撹乱領域にあたり、前方の赤い斑点はこの活動領域に達したためか、これまでの前進速度から見ると急激に停止したように思われます。
EZs GWS
EZsの大白斑(GWS)が、完全に大赤斑を通過し終えました。GWSに先行する暗部の変化と比べて、GWSには変化が見られないようです。



Kazuyoshi Maeda (350mm Newton, NEC PICONA)

No. 71 2000/09/16 19:15:57(UT)
I=273.1 II= 71.1 III= 21.7

(Enhanced by Y.Iga)

350mm Newton(F5), XP8mm(f/33.3)
NEC PICONA 1/7sec, 5 frames composite


Hideo Einaga (250mm Newton, Digital Still Camera NEC PICONA)

No.92 2000/09/16 20:11:32(UT)
I=307.0 II=104.7 III= 55.3

250mm Newton, LV12mm
NEC PICONA 1/7sec, 6 frames composite
Seeing:3/10 Transp.:3/5


(Enhanced by Y.Iga)

  • 秋の天気になってからシ−イングが悪く、ほとんど満足のいく画像が撮れません。


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