1997年6月30日の木星

浅田秀人・奥田耕司・忍穂井幸夫・堀川邦昭


1997年 6月30日の観測

浅田秀人 (305mm Newtonian, MUTOH CV-04 CCD Camera)



画像強調を行なった画像(Y.Iga)

  • RSを取り巻くアーチは濃度を増している。但しRSの真後ろはまだ空いている。
  • RS後方のSEBZに変化が見られる。6/23にはやや曲がりくねった川のように白い部分が繋がっていたが、一変してとぎれとぎれの白斑状になっている。最後尾はおよそII=140.
  • NEB中央のred-streakはII=35〜70付近で顕著。


奥田耕司 (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


1997.06.30 17h27m(UT)
I=342.6 II= 98.7 G-filter

1997.06.30 17h46m(UT)
I=354.1 II=110.2 R1-filter

1997.06.30 18h17m(UT)
I= 13.0 II=128.9 R1-filter


堀川邦昭 (200mm Newtonian, Drawing)


1997.06.30 15h14m(UT)
I=262.9 II= 19.8

  • SEB内にはやや明るい部分が見られる。
  • NEBは北縁が大きく波打って見える。
  • 右端近くには大きなriftがある。
  • NTBはCM右でやや淡い。


1997.06.30 16h15m(UT)
I=312.3 II= 68.8
  • BCとDEは暗いリングで囲まれていて、南側のSSTBに小白斑が認められる。
  • RSは赤味があるが、本体の輪郭ははっきりしない。
  • 後方のSEBには明るい白斑が数個ある。活動的になったようだ。
  • NEBはCM付近に明瞭なrift構造があり、後方で北縁乱れ、やや細い。
  • 北半球高緯度にもかなりdetailがある。


1997.06.30 17h40m(UT)
I=352.0 II=108.0
  • CM後方のSEBZの白斑は前側の物が明るく顕著。
  • NEBは中央部で北組織が淡く細く見えている。
  • NTBは淡くNNTBが濃く太い。
  • NTZもshade。
  • EB淡い。


忍穂井幸夫 (200mm Newtonian, drawing)


1997.06.30 15h30m(UT)
I=271.7 II= 28.5

1997.06.30 16h05m(UT)
I=293.0 II= 49.6


月惑星研究会関西支部のHomePageへ戻る 木星セクションへ戻る