1997年8月 8日の木星

浅田秀人・安達 誠・奥田耕司・堀川邦昭・松田裕一


1997年 8月 8日の観測

浅田秀人 (305mm Newtonian, MUTOH CV-04 CCD Camera)

  • RSからFA後方まで見たが、画像は測光目的のモノクロのみ。
  • NTZのdark-streakはNTBから垂れ下がるように伸びており、長さは約25度、色彩は感じない。
  • NTrZのII=117,145付近に暗斑あり。I-bandで捉えやすいが、Methane-bandを含めて他のbandでも写っている。

強調処理を行なった画像


奥田耕司 (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


1997.08.08 14h07m(UT)
I=264.0 II= 83.6


安達 誠 (310mm Newtonian, drawing)


1997.08.08 14h38m(UT)
I=284.3 II=103.5

  • 永続白斑のDEとFAはとても明るくよく目立って見えている。STB以南のSPRは全体的に同じ色調で暗くなっており、detailがつかみにくい。
  • SEBZのoval群でCM付近のものがかなり明るくよく目立つ。GRS後方のovalは輝度が低く目立たない。
  • EZnのplumeは良シーイングの下では、明るくよく目立つ。
  • NEBnのbargeは濃さが低くなり、見にくくなってきている。
  • notchはNEBnが淡くなり、極めて見にくくなってきており、特に右側のnotchはわかりにくい。
  • NTBのdark spotはフカヒレ状の形を呈しており、よく目立つ。
  • NNTBのdark sectionは暗部がよく目立ち、特徴的である。


堀川邦昭 (160mm Newtonian, drawing)


1997.08.08 15h50m
I=328.1 II=147.0

  • 風強く、シーイング悪い。
  • SEBには軽い濃淡があるが、明るい白斑は認められない。
  • NTZのshadeは不明瞭。


1997.08.08 17h05m
I= 13.8 II=192.3

  • NEBnの小白斑は不明瞭だが、存在は確認できる。


松田裕一 (Drawing)


1997.08.08 12h00m(UT)
I=187.9 II= 8.0
Seeing:4/10 Transp:6/10


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