1997年 9月10日の木星

浅田秀人・林 敏夫・堀川邦昭・張替 憲・松田裕一


1997年 9月10日の観測

浅田秀人 (305mm Newtonian, MUTOH CV-04 CCD Camera)


1997.09.10 14h06m(UT)
I= 78 II= 6

  • BC,DEがRSを通過中だが、BCは間もなく通過し終える。
  • RS後方のSEBsにdark-streakが被さっているが、RSを取り巻くアーチは前方を除いてあまり濃度がない。
  • SEBZ,II=91(FAの真北)および、115に暗斑がある。前者は8/25とは経度が異なるが、白雲と同じ移動をしているようだ。後者はdark-bandより南側、SEBsの緯度で、眼視で確認したところ極めて小さい黒点状である。
  • NEB,35付近の横長bargeは濃度に衰えなし。
  • RS周辺のareaは時計方向の4時〜9時方向。8/20の位置(6時〜10時)とは異なる位置である。

強調処理を行なった画像


林 敏夫 (350mm Schimdt-Cassegrain, Drawing)


1997.09.10 11h43m(UT)
I=351.1 II=279.7

  • SEBsに少し凹みがある。


1997.09.10 12h21m(UT)
I= 14.3 II=302.6
  • CM後方のNTBsに暗斑がある。


堀川邦昭 (160mm Newtonian, Drawing)


1997/09/10 12h45m(UT)
I= 28.9 II=317.1
シーイング=5 透明度=4 16cm反射 200x

  • festoonとEBが顕著、見事なアーチを描いている
  • SEBの明部は暗く不明瞭


1997/09/10 14h10m(UT)
I= 80.8 II= 8.4
シーイング=4-5 透明度=4 16cm反射 200x

  • BCの前方にもうひとつ白斑があるように見える
  • festoon、EBともCMあたりから不明瞭になっている
  • CM後方のEZnの暗部はぼやけているが、NEBsにriftを伴っている
  • NEBnのdark barはさらに長くなったように感じる


張替 憲(260mm Newtonian, CCD-Tech. CCD10)


1997.09.10 11h45m(UT)
I=352.2 II=280.8

1997.09.10 12h22m(UT)
I= 14.8 II=303.2

1997.09.10 12h37m(UT)
I= 23.9 II=312.3

1997.09.10 13h11m(UT)
I= 44.7 II=332.8

1997.09.10 13h58m(UT)
I= 73.5 II= 1.2


松田裕一 (Drawing)


1997.09.10 11h34m(UT)
I=345.6 II=274.3
Seeing:6/10 Transp:5/10

1997.09.10 12h32m(UT)
I= 21.0 II=309.2
Seeing:6/10 Transp:6/10

1997.09.10 13h35m(UT)
I= 59.4 II=347.4
Seeing:4/10 Transp:8/10


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