1997年10月17日の木星

浅田秀人・奥田耕司・忍穂井幸夫・堀川邦昭


1997年10月17日の観測

浅田秀人 (305mm Newtonian, MUTOH CV-04 CCD Camera)


1997.10.17 11h22m I= 59 II= 66

  • FAがRS南方を経過中。BC,DEと比べて遜色なく目立っている。
  • DE〜FA間のSTZに白斑が見える。
  • RS前方のSEBZに珍しく明るい部分がある。白雲通過直後か?
  • NTrZ北部に暗斑が2個。10/13の画像と共に概略の位置を測ると、自転周期は9h42〜43m.計測誤差でしょう。

強調処理を行なった画像


奥田耕司 (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


1997.10.17 10h42m(UT)
I= 33.9 II= 40.5
ND4 filter

1997.10.17 11h11m(UT)
I= 51.6 II= 58.1
ND4 filter

1997.10.17 11h24m(UT)
I= 59.5 II= 65.9
ND4 filter

1997.10.17 11h53m(UT)
I= 77.2 II= 83.4
ND4 filter

1997.10.17 12h16m(UT)
I= 91.2 II= 97.3
ND4 filter


忍穂井幸夫 (200mm Newtonian, drawing)


1997.10.17 10h25m(UT)
I= 24.1 II= 30.8

  • シーイング良好(8-9/10)。細部まで良く見える。
  • BC-DE間が淡い。BC前方のSTBに白斑状の明るい部分が見える。
  • GRS前方のSTrZ〜SEBsにBayが見える。
  • GRSは淡く、全体としてボーッとしている。
  • NEBはGRS下方の位置が細くなっている。CM前方のNEBnに黒化部あり。


堀川邦昭 (160mm Newtonian, Drawing)


1997/10/17 11h47m(UT)
I= 74.5 II= 80.7
シーイング=6 透明度=2 16cm反射 200x

  • RSは赤みがあり、周辺部より中央部分が濃い
  • SEBの明部はかなり縮小している
  • festoon、EBとも明瞭
  • この付近のNTBは太い(特にCM後方で)


月惑星研究会関西支部のHomePageへ戻る 木星セクションへ戻る