1997年12月29日の木星

浅田秀人・安達 誠・林 敏夫・堀川邦昭・松田裕一


1997年12月29日の観測

浅田秀人 (305mm Newtonian, Drawing and MUTOH CV-04 CCD Camera)


1997.12.29 08h36m(UT) I=310 II=120

強調処理を行なった画像


安達 誠 (310mm Newtonian, Drawing)


1997.12.29 08h08m(UT)
I=293.1 II=103.6
Seeing:4/10 Transp:3/5 31cm反射
  • SSTBはコントラストが低く、よく見えない。
  • STZの中央には小白斑があるらしい。STBもこの白斑の近くで濃淡があるようだ。
  • 大赤斑は赤味が感じられない。SEBsがHollowになってよく見える。
  • SEBの中央のbandは濃く良く見える。SEBの白斑は輝度が低くなり、薄明るいzoneとして見られる。
  • NEBは比較的単調で、目立った模様は見られない。Barge前後のNEBには暗斑が見える。
  • NTrZは南半分が暗い。

1997.12.29 08h47m(UT)
I=176.5 II=127.2
Seeing:4/10 Transp:3/5 31cm反射
  • いつも見られるSSTB内の白斑よりもやや北寄りのように思う。
  • EBはCMより後方で、幅の広いbandとなって続いていて、フェストーンは見られない。
  • NTrZの中はかなり複雑で、捉えどころがない。
  • NTZのCM後方にぼんやりとした明部。
  • NNTB中にやや濃くなった暗部がある。


林 敏夫 (350mm Schimdt-Cassegrain, Drawing)


1997.12.29 08h25m(UT)
I=303.5 II=113.9


堀川邦昭(160mm Newtonian, Drawing)


1997/12/29 08h15m(UT)
ω1=297.3 ω2=107.9
シーイング=3-4/10 透明度=5/5
16cm反射 200倍
  • RSは淡く形状はわからない
  • 後方のSEBは淡く、白斑状の明部がひとつ見られる
  • NTZ明るく、かつてのshadeは全く失われている
  • NTB、NNTBとも明瞭だが、NNTBの方が太く濃淡もあるようだ


松田裕一 (Drawing)


1997.12.29 08h02m(UT)
I=289.4 II=100.0
Seeing:4/10 Transp:6/10

1997.12.29 08h57m(UT)
I=322.9 II=133.3
Seeing:4/10 Transp:6/10


月惑星研究会関西支部のHomePageへ戻る 木星セクションへ戻る