ALPO-Japan: Jupiter Section (April 4, 1998)

1998年4月4日の木星

安達 誠・忍穂井幸夫・小山田博之


April 4, 1998

安達 誠 M.Adachi (200mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)


No.1 1998/04/03 20:18(UT)
I=236.4 II= 38.0
Seeing:1/10 Transp.:5/5
  • SSTBはCMより左側でやや濃くなっているが、一応ボンヤリと東西にわたって存在は確認できる。STBも同様である。
  • GRSは存在は明らかに分かるが、形状や色はよく分からない。薄明かりにじゃまされて、よく分からないまま夜明けとなる。
  • GRS左のSEBsは、湾を作っていて、濃くよく目立ち、前シーズンの様子をそのままkeepしている。
  • EZが最も明るいZoneで、次いでSTrZが明るい。NTrZやNTZは比較的暗い。
  • EZの南側は北側よりもやや暗く、Shade状になっているところもある。
  • NEBnにはCondensationがあちこちに見られ、CM左側のものはよく目立つ。中央のCondensationはRiftかもしれない。
  • 中央左側のFestoonは灰青色で暗くよく目立つ。一見して目立ったProjection状にも見えるが、よく見ると右へTailが伸びている。
  • NNTBはNPRとの境界となっていて、Belt状とは言い難い。
  • 北半球の方が、南半球よりも全体として暗い。


忍穂井幸夫 Y.Oshihoi (200mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)

午前4時30分頃に起きて、ステラナビゲーターをリアルタイム画面にして空と交互に見比べていましたが、なかなか木星を捉えることができませんでした。5時過ぎになってようやく隣のマンション給水塔横に登ってきたのを発見するもすぐに給水塔に隠されてしまいました。
結局、5時15分から給水塔上空に登ったところをC8EXで捉える事ができました。

No.1 1998/04/03 20:15(UT)
I=233.3 II= 35.1
Seeing:2/10 Transp.:4/10

  • SEB、NEBははっきりと縞模様として判別できるが、SEBはNEBに比べて淡く感じる。(先シーズンの後半と同程度か?)
  • GRSは判別できず。(CM後方に位置してるはずだっだが・・・)
  • NEBnに濃い部分が数カ所あり。(詳細不明)

例のデジカメ(Pikona)でも撮像しましたが、2本の縞が辛うじてあると解る程度で眼視以上の解像度は得られませんでした。

ようやく木星のシーズンが開幕ってところでしょうか?。これからは早起きの日々が始まりそうです・・・・。


小山田博之 H.Oyamada (200mm VISAC, Drawing)

No.1 1998/04/03 20:10(UT)
I=231.5 II= 33.1
Seeing:2-1/10 Transp.:3-2/10

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