ALPO-Japan: Jupiter Section (May 4, 1998)

1998年 5月 4日の木星

伊賀祐一・池村俊彦・忍穂井幸夫


May 4, 1998

●NEBnのBarge
池村氏の画像No.7から、NEBnに2個のBarge(ω2=172°と193°付近)が捉えられている。また、さらに後方のNEBnにもBarge(ω2=245°付近)が、池村氏の画像No.8および忍穂井氏の画像に捉えられている。
●この経度のSEBは通常に見えている。
池村氏および忍穂井氏の画像から、ω2=170〜250°付近のSEBは、多少の濃淡はあるものの通常に見えている。特にこの経度での淡化は見られない様だ。


池村俊彦 T.Ikemura (310mm Newtonian, Digital Camera NEC Picona)


No.7 1998/05/03 19:42(UT)
I=265.7 II=198.8

極端な画像処理を適用


No.8 1998/05/03 20:01(UT)
I=278 II=211

極端な画像処理を適用


忍穂井幸夫 Y.Oshihoi (200mm Newtonian, Drawing and Digital Camera NEC Picona)


1998/05/03 19:07(UT)
I=244.1 II=177.4
Seeing:2/10 Transp.:8/10

1998/05/03 19:56(UT)
I=274.0 II=207.0
Seeing:4/10 Transp.:8/10

Image#6 1998/05/03 20:15(UT)
I=286.6 II=219.5
Seeing:4/10 Transp.:8/10
NEC Picona 4 Images Composite

極端な画像処理を適用

  • STBはCM後方からはっきりしている。
  • 濃度はSEB<NEBだが、SEBはそれほど淡くはない。
  • EZのCM前後にFestoonが2ヶ所見える。
  • NEBnの第II系185°付近に黒化部2ヶ所(Bargeか?)。
  • NTBはCM後方から濃くなっている。


伊賀祐一 Y.Iga (280mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)


No.7 1998/05/03 19:45(UT)
I=268.3 II=201.4
Seeing:2/10 Transp.:0-1/5 x311
  • ちょうど山の上の雲の沸き立つ位置に木星がいて、ほとんど雲の合間を通しての観測となった。
  • 特に全体として異常が発生していないことを示すだけのスケッチである。


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