ALPO-Japan: Jupiter Section (August 4, 1998)

1998年 8月 4日の木星

奥田耕司・小山田博之


August 4, 1998

●概況
永続白斑FAとマージしたBEが捉えられました。BEは奥田氏の画像では判別できないように拡散しています。BEとFAの間のSTB内部は明部が続き、いくつかの白斑も認められます。また、BEとFAの間のSTBsが濃化していた部分は、その前端部が後退し、長さが短くなりました。

Mid-SEB Outbreakの後端部の活動は、全体としては穏やかですが、いくつかの明部が複雑に連なっています。

奥田氏の画像ではNTrZに、昨シーズンまで幅が拡張していたNEBのなごりが細いBeltのように見えます。


奥田耕司 K.Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)

Image#35 1998/08/03 17:35(UT)
I=313.5 II=265.2
Image#36 1998/08/03 18:08(UT)
I=333.6 II=285.2
Image#37 1998/08/03 18:26(UT)
I=344.6 II=296.1


S=8/10-6/10 T=7/10 ND4-FIL

  • BE前方のSTBは淡くて細部はハッキリしない
  • BEは存在がハッキリ分からない.FAは明るさは鈍いが存在は分かる
  • SEBは相変わらず活発だ
  • フェスト-ンは淡い
  • NEBnのいつものバルジが2個濃くハッキリと見える
  • NTB NNTB共にハッキリ見える

小山田博之 H.Oyamada (200mm VISAC, Drawing)


No.18 1998/08/03 15:10(UT)
I=226.7 II=179.1
Seeing:6-5/10 Transp.:4-5/10

  • SEB:NEBとほぼ同じくらいに太い。SEBsは大きな幅をもって濃化しており、SEBnもある程度幅があって濃化している。SEBZは、SEBnに近くなるほど淡化している。
  • STB:ほそく見えているが、体系II=180°付近で、バージ状に濃くなっている部分がある。


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