ALPO-Japan: Jupiter Section (November 1, 1998)

1998年11月 1日の木星

奥田耕司・忍穂井幸夫・林 敏夫・堀川邦昭


November 1, 1998

●概況
堀川氏の観測で、STBsのDark Spotからその後方のSTBsのDark Sectionが捉えられています。

奥田氏の画像は、STB OvalのBEからFAが見られる経度ですが、条件が悪く詳しいことは分りません。忍穂井氏と堀川氏は、FAの周辺が暗くなっていてFAが捉えられています。

Mid-SEB Outbreakの後端部はII=250度付近と予想されており、奥田氏の画像のCM付近を境に左右でSEBZの様相が異なっているのが分ります。その後方の堀川氏の観測では、SEBはほぼ一様に見えています。


堀川邦昭 K.Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)


No.87 1998/11/01 09h07m(UT)
ω1=184.8 ω2=172.5
Seeing:4-6/10 Transp.:3/5 x200
  • CM上のSTB暗部後方の明部はBEではなく、もっと後方にあるようだ
  • NEBの淡化部は昨日ほど淡くない
CMT観測 (時刻はUT)
289. 1998/11/01 09:10EZN DFESTC1186.6
290. 1998/11/01 09:31NEBN DSPOTC2187.0
291. 1998/11/01 09:45EZN DFESTC1207.9


No.88 1998/11/01 12h18m(UT)
ω1=301.3 ω2=287.9
Seeing:5/10 Transp.:2/5 x200
  • SEBは暗く一様、中央組織が存在するようだ
  • この経度のNEBnはかなり凹凸がある
  • NNTBかなり淡くNPRのshadeと同程度のコントラストしかない
CMT観測 (時刻はUT)
292. 1998/11/01 11:26STB WFA C2256.5
293. 1998/11/01 12:15EZN DFESTC1299.4
294. 1998/11/01 12:36EZN DFESTC1312.3
295. 1998/11/01 12:46NEBN DSPOTC2304.8
296. 1998/11/01 12:50STB DSECTF2307.2


奥田耕司 K.Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


Image#77 1998/11/01 11:03(UT)
I=254.5 II=241.6

画像強調を適用(伊賀)

S=4/10 T=8/10 ND4-FIL

  • シーイングが良くなく細部はハッキリとしない


忍穂井幸夫 Y.Oshihoi (200mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)


Image#57 1998/11/01 11:51(UT)
I=284.5 II=271.3
NEC Picona 1/7 sec.、3枚コンポジット

極端な画像処理を適用(伊賀)



林 敏夫 T.Hayashi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)

No.61 1998/11/01 13:00(UT)
I=326.9 II=313.3
Seeing:3/10 Transp.:3/5 x312



ALPO-Japan HomePage Jupiter Section