ALPO-Japan: Jupiter Section (November 23, 1998)

1998年11月23日の木星

小山田博之・林 敏夫・堀川邦昭・前田和儀


November 23, 1998

●概況
BEは周囲よりもわずかに明るく捉えられています(堀川氏)。FAは小さなOvalとしてII=249度に観測されました。前田氏の画像と堀川氏のNo.100のスケッチで、II=280度付近からSTBが南にシフトしていく様子が捉えられています。前田氏の画像ではII=343度のSSTBに暗斑が見つかりました。

堀川氏が指摘されているように、以前のSTrZのDark StreakはII=280度付近まで伸びていましたが、すでに淡化した様子です。

SEBZは南半分が赤味が強いものの全体として一様に見えます。一方NEBは内部にRiftがあるために二条に観測されます。


堀川邦昭 K.Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)


No.99 1998/11/23 09h07m(UT)
ω1= 57.0 ω2=236.8
Seeing:5/10 Transp.:5/5 x200
  • BEかすかだが、周囲より明るい
  • NEBは明瞭に二条になっている
CMT観測 (時刻はUT)
331. 1998/11/23 09:03STB WOVALC2234.4
332. 1998/11/23 09:13STB DSECTP2240.5
333. 1998/11/23 09:27STB WFA C2248.9
334. 1998/11/23 09:41NEBN DBAR C2257.4
335. 1998/11/23 09:59EZN DFESTC1 88.7


No.100 1998/11/23 12h09m(UT)
ω1=168.0 ω2=346.7
Seeing:3-4/10 Transp.:5/5 x200
  • STrZのdark streakはほとんど消失しているように見える、RS前方数十度のみ濃く見える(13h)
CMT観測 (時刻はUT)
336. 1998/11/23 12:21NEBN DBAR C2354.0
337. 1998/11/23 12:27EZN DFESTC1179.0
338. 1998/11/23 12:35SSTB WSPOTC2 2.5


小山田博之 H.Oyamada (200mm VISAC, Drawing)


No.38 1998/11/23 09:12(UT)
I= 60.0 II=239.9
Seeing:5-4/10 Transp.:5/10
  • STB:CM左が明るい。
  • NEB:CM付近にリフト状の切れ込みが見える。


前田和儀 K.Maeda (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.16 1998/11/23 11:32(UT)
I=145.1 II=324.2 III= 98.4
NEC PICONA 1/7秒



林 敏夫 T.Hayashi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)

No.65 1998/11/23 11:50(UT)
I=156.4 II=335.3
Seeing:3/10 Transp.:3/5 x312

  • NTBが濃い。


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